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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第48話 「天下動乱」 あらすじ・感想

 いよいよ佳境に入ってきた軍師官兵衛。史実とか構成とか,細かいことを考えなければソコソコ面白かったです。

蟄居中の石田三成は大坂で挙兵。このドラマでは家康が罠にはめたという設定です。作り話(しかも,あまりレベルが高くない...)ですので,野暮なことは言わないでおきましょう。
 天下騒乱を横に官兵衛(如水)は,いままで貯めてきた金を元手に中津で兵を集めます。浪人,農民,町民と身分を構わず兵を集め,多数の兵力を確保します。官兵衛は給金を二重取りした武士を許し,二人分働くように命じます。

 三成は大坂居住の大名の妻子を人質に取りますが,官兵衛の妻の光と長政の新妻の栄は善助と太兵衛等の機転で無事に中津に逃走します。
 逃走劇自体は面白かったのですが,話が長すぎです。家康&三成サイドの話も長すぎですので,官兵衛自身の出番は10分程しかありません...
 
 家康は小山で会議を開きます。事前に長政が調整していた福島正則の一言で,家康支持に流れが傾き,軍を西に転進させます。
 
 九州で官兵衛が不穏な動きをしていることを三成派の安国寺恵瓊は危惧します。三成は改易された大友吉統を召喚し,打倒官兵衛に当たらせます。いきなり最後の敵、大友吉統が官兵衛への刺客として登場したため,「この人,誰?」と視聴者が混乱しないか心配です。大友吉統は,初登場ではなく,既に一回出てきています(どこで出てきたかは内緒)。ちなみに大友吉統は母里太兵衛の義理の兄ですが、軍師官兵衛ワールドでは、無かったことになっているのかもしれません。
 大友吉統は、なかなか格好良い登場場面だったため物凄く強そうに見えますが...実は大河ドラマ史上最弱クラスのラスボスです...軍師官兵衛の序盤の宿敵,龍野城主の赤松政秀の方が大友吉統より,遥かに戦国武将として有能です...ガンダムでいうと、最後の敵がジオングだと思ったらボールだったという感じです。最初の敵(ザク)の方が遥かに強い...

 官兵衛と家臣が天下取りの妄想に浸る中,関ヶ原の戦いのキーパーソンの小早川秀秋が登場。歴史にあまり詳しくない人なら,なぜ小早川隆景の息子が,おねとフレンドリーな会話をしているのかと疑問に思うかも...ドラマでは,ほとんど触れられていないので,わからない人は歴史好きの人に聞くか自分で調べるかスルーして下さい(-_-;)

 官兵衛,長政,家康,三成,大友吉統などなど,多くの人の思惑が交錯する中,次回に続きます。

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kurokanproject

Author:kurokanproject
NHK大河ドラマ軍師官兵衛の主人公黒田官兵衛を紹介するマンガを描いています。
織田信長や羽柴秀吉といった歴史上の大人物、黒田官兵衛、小寺政職、赤松政秀、別所重宗といった播磨の武将達や、浦上宗景、宇喜多直家、荒木村重、松永弾正といった一癖も二癖もある連中が活躍します。

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ぜひ、第0話から読んでみてください(*^_^*)

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