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大河ドラマ「軍師官兵衛」 第35回 「秀吉のたくらみ」あらすじ・感想

 視聴率がV字回復から急降下した軍師官兵衛。最大の戦犯の脚本の悪さがさく裂、今回は頭が痛くなるような展開でした...

 徳川家康の印象を熱く語る黒田長政に父官兵衛は水を差します。官兵衛は、名門播磨後藤家の末裔の又兵衛君を九郎右衛門とともに調略に携わらせますが、活躍の場を与えられなかった長政君は不満そうです。
 栗山善助が、不満げな長政君に「若は後方で現場組を指示するのがお役目です」と慰めますが、織田信長さんですら、状況によっては前線で槍を振るって戦ったりしていますので、小大名の息子に何を言っているのかと小一時間...現場主義者の蒲生氏郷さんに喧嘩を討っているのでしょうか。

 いよいよ豊臣秀吉が九州に出陣し、九州征伐は地図に2本の矢印を描いて、ほぼ終了となります。九州征伐には足利義昭と本願寺顕如も同行していますが、出番はありませんでした。
 官兵衛は島津を徹底制圧せず、薩摩・大隅を安堵させるよう主張、討伐を主張する石田三成と対立します。官兵衛の「兵糧が足りない」との恫喝で、あっさりと島津に対する融和策が決定します。九州征伐の後半で兵糧が欠乏していたのは事実ですが、仙石・四国勢の敗戦等をオミットして、九州征伐を楽勝ペースで描いてしまっているため、単に計画性に欠けるだけだろうと誤解されかねません。そもそも、これだけ楽勝ペースで進軍してきたのに、何故、官兵衛は島津に助け舟を出すのか視聴者は疑問に思うかも(^_^;)

 あっさりと九州を制圧した秀吉は、世界征服を目指す暗黒結社GOD(Government Of Darkness)の野望を打ち砕くべく、キリスト教禁教令を布告します。
 大河ドラマでは知能の足りないアホキャラにされてしまった官兵衛は、カルト信者の高山右近の意を汲み、豊臣秀吉に唾を飛ばしつつ暴言を吐きますが、寛大な秀吉は官兵衛を許します。秀吉が禁教令を発したのは、キリシタンの領主が領内の寺社を破壊したり、領民に信仰を強制したり、南蛮諸国が日本人を奴隷にして海外に売り飛ばしたり、九州に領地を獲得したりしたためですが、アホキャラの官兵衛くんは全く理解できません。
 
 九州の国人の宇都宮鎮房が登場。鎌倉以来の家系を自慢し、成り上がり者の秀吉を小ばかにしているようですが、鎌倉以来の名門なら、高砂城の梶原さんとか、光さんの実家の櫛橋さんちもそうです。宇都宮さん程度の家柄では、世が世なら、武家藤原氏の正統(のはずだった)後藤又兵衛基次さんの足元にも及びませんがな。大河では全く出てこないけど、官兵衛くんの母方の明石氏なんて、古墳時代からの家系ですし。
 そういえば、官兵衛くんちも爺さんの代で成り上がった家系でした。名門集団に負けずに頑張れ(^_^;)
 
 秀吉の天下統一により、武士は独立した領地経営者から、中央権力の承認の下で施政権を認められた存在へと変化していきます。宇都宮氏誅殺もその過程での出来事なのですが、大河ドラマ「軍師官兵衛」では背景を無視し、官兵衛が秀吉の横暴により苦悩する展開にしてしまうようです。
 宇都宮誅殺程度のことは、織田家簒奪に比べれば全く小さい話ですので、秀吉(と官兵衛)の巨悪を描かず、小悪を丹念に描くというのは、脚本としてどうかという気もします...

 裏番組では城島リーダーのマラソンもあり、ジャニーズ同士の仁義なき戦いが繰り広げられました。急降下した視聴率が気になります(^_^;)
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第335話 小牧長久手の戦い⑤

戦え!官兵衛くん 第335話
 土佐(高知県)の長宗我部元親は、四国に侵攻してきた「センゴク史上最もみっともない失敗をした男」仙石秀久率いる秀吉軍を破ります。
 長宗我部元親は、「柴田勝家と協力して、将軍足利義昭を上洛させれば!」なんて淡い期待を抱いたのかもしれませんが、その直後に柴田勝家は自害します(⇒第327話
 1コマ目の長宗我部元親の横にいる女性は、小少将です(⇒三好関係者 その2)。小少将は阿波守護細川真之(この時点で戦死)、三好長治(この時点で戦死)、十河存保の母親であり、篠原自遁の愛人というややこしい関係にある女性です。
 後に長宗我部元親の愛人になったとも言われていますが、長宗我部元親はかなりの熟女好きになってしまいますので、元親の愛人の小少将は十河存保の母親とは別人で、その娘か何かかと思われます。

 讃岐(香川県)の大半を占領した長宗我部元親は矛先を伊予(愛媛県)に向けます。水軍の名門で伊予守護の河野通直は毛利氏に援軍を要請、天正12年(1584年)春、毛利氏は伊予に軍勢を派遣します。この辺りから、秀吉本隊VS家康・信雄連合軍の尾張方面での戦いと連動してきます。
 ちなみに毛利氏は、小牧長久手の戦いの前くらいに秀吉に臣従する姿勢を見せています(後で説明します)。

 急成長を遂げる長宗我部元親に徳川家康が接近。長宗我部元親は念願の四国統一のため、毛利氏と対決します!

第334話 小牧長久手の戦い④

戦え!官兵衛くん 第334話
 天正11年(1583年)春、讃岐で長宗我部勢と戦う十河存保の救援要請を受け、羽柴秀吉により四国に派遣された仙石権兵衛秀久率いる軍勢は、瀬戸内海に浮かぶ小豆島を占領します。
 仙石家のおひざ元、出石(兵庫県)は、出石そばで有名ですが、出石そばの有名店に「官兵衛」というお店があります。権兵衛ではありません(^_^;)
  ⇒官兵衛の食べログ
 出石は、山名氏ゆかりの旧跡や、仙石氏ゆかりの品々を展示した家老屋敷が残っていたり、長州の桂小五郎が一時潜伏していたりと、戦国・幕末ファンにおすすめです。
 また、小豆島は、うどんと生そうめんが非常に美味しいのでおすすめ。姫路からフェリーが出ています。

 小豆島を占領した仙石秀久は、屋島など、長宗我部方の城を攻めますが、失敗。讃岐の引田城に入ります。
 長宗我部軍が仙石隊を討つべく侵攻してきたことをつかんだ仙石秀久は、手勢を率いて待伏せを行い、長宗我部軍にダメージを与えますが、逆襲され大敗。引田城を守れず、淡路へと逃亡を余儀なくされます。

 仙石隊が大敗した天正11年4月21日は、まさに賤ヶ岳の戦いの山場を迎えた日でした...
 今まで仙石秀久と四国調略に従事していた黒田官兵衛は、秀吉と共に近江で戦っていましたので、仙石秀久と共に四国攻略部隊を指揮することはできませんでした。血気にはやる仙石が暴走してしまったのが敗因ですが、仙石クンは、もう一度、似たような失敗をやらかし、今度は十河存保と長宗我部勢に大打撃を与えます(^_^;)

【余談】
 今週号の「センゴク一統記」は、賤ヶ岳の戦いの序盤あたりです。佐久間盛政は、かつて登場した時はおっとりとした肥満漢の大男という描写でしたが、再登場では精悍な顔立ちになっていました。伯父さん(佐久間信盛)が追放されて苦労したのか、あるいはダイエットしたのでしょうか(^_^;)
 あと、今回で漫画のストックが尽きたので、次回から更新のペースが落ちます。

第333話 小牧長久手の戦い③

戦え!官兵衛くん 第333話
 今回の話は、本能寺の変後の四国が舞台となります。
 明智光秀が本能寺で主君織田信長を殺害したことから四国攻めは中止となり、土佐(高知)の長宗我部元親は人生最大の危機の一つを乗り切ってしまいます(人生最大の危機が、この後、立て続けに2回くらいやってきます)。
 長宗我部元親の妻は、明智光秀の重臣斎藤利三の妹であり、光秀と長宗我部元親は深い関係にありました(⇒長宗我部関係者)。

 一方、阿波(徳島)の三好氏は窮地に立たされてしまいます(⇒三好関係者その①三好関係者その②三好家系図)。
 
 信長の重臣だった三好康長(笑岩)は四国から逃亡します。三好家を実質的に仕切っていた十河存保は阿波(徳島)、讃岐(香川)の拠点を死守しますが、天正10年(1582年)9月21日、長宗我部軍の攻撃により、十河存保が守る勝瑞城が落城し、三好勢は讃岐に逃亡します。
 中央では、信長の百日法要や葬儀をやっていた頃(⇒第309話)になります。

 長宗我部軍は残る讃岐の三好方の拠点を攻撃したことから、十河存保は羽柴秀吉に救援を要請します。天正11年4月(か3月)、羽柴秀吉は仙石秀久を讃岐に派遣します。
 これまで黒田官兵衛は、本業の傍ら、仙石秀久のお目付け役として四国調略に従事していましたが、柴田勝家と近江で対峙していたため(賤ヶ岳の戦い⇒第315話から)、四国には派遣されませんでした。

第332話 小牧長久手の戦い②

戦え!官兵衛くん 第332話
 戦国最凶の男、森長可は東美濃統一を目指し、侵略を開始します(⇒第307話)。
 東美濃の遠山氏(⇒第103話)は、徳川家康に接近し、森長可に対抗しようとします。

 美濃への進出を目指す徳川家康は、東美濃の諸将を援助する一方で、織田信長の二男織田信雄を支援し、増大する羽柴秀吉の勢力に対抗していきます。

 美濃の国主となった池田恒興は、織田信長の乳兄弟であり、信長の遺児信雄に加担すると思われていました。
 しかし、反家康の立場をとる娘婿森長可の要請と、秀吉の莫大な恩賞の約束により、池田恒興は秀吉に組することを決めます。

大河ドラマ「軍師官兵衛」 第34回「九州出陣」  あらすじ・感想

 いよいよ九州編に突入の軍師官兵衛。結構面白かったのですが、設定はかなり微妙...
 島津氏の圧迫を受ける豊後の大友宗麟は、大坂城に上り、豊臣秀吉に救援を願います。
 何故か官兵衛を頼る宗麟...
 リアルワールドでは、宗麟を迎えた豊臣秀長が「公の事は秀長へ、内内の事は利休へ」と伝えたとされますが、軍師官兵衛の世界は、我々の世界と異なるパラレルワールドが舞台のため、羽柴秀長は空気と化しており、全く実権がありません。利休も辛気臭い顔で茶をたてているだけのようです。
 軍師官兵衛ワールドでは、黒田官兵衛が軍事の采配を任され、石田三成が政治の実権を握っているという設定のようです。 

 蜂須賀小六が今回で死去。大河では蜂須賀小六は脳筋設定にされてしまうことが多いのですが、ピエール瀧さんが、調略もこなす、一味違う小六像を見せてくれました。お疲れ様でした。
 ちなみにピエール瀧さんは、秋から電気グルーヴの結成25周年記念の全国ツアーに出られます。
 茶々・糸・光の掛け合いもありますが、性格が悪そうな茶々と糸は見ていて辛いです...

 秀吉は九州攻め(九州征伐)を決定。しかし、九州攻めを前に徳川家康との関係改善を図るべく、妹の朝日姫を徳川家康の妻とさせます。朝日姫の婚姻は黒田官兵衛の進言のような描写です(そんな、アホな)。
 朝日姫は夫と無理やり離婚させられ、家康の下に嫁がされますので、軍師官兵衛ワールドの愛妻家官兵衛は、大切なのは自分の家族だけで、他人の家族はどうでも良いと考えているみたいです。
 秀吉は、無理やり夫と離婚させた朝日姫を嫁にやるも、徳川家康の態度は変わらず、結果は微妙なものでした。大河の官兵衛は史実と違い能力値が残念なようですので、やむを得ないでしょう...

 毛利家では、秀吉嫌いの吉川元春が軍役を拒否、駄々をこねます。官兵衛は小早川隆景、吉川元春を恫喝...実際に、毛利首脳にあんな口の利き方をするはずがないと思いますが(´Д`)
 官兵衛の説得で吉川元春も出陣しますが、病を押しての出陣のため陣中で病死します。死にそうな病人を恫喝して無理やり出陣させて殺すとは、官兵衛も悪い人です。途中で毛利の首脳が死んだら作戦活動に支障が出るといったことは、まったく考えていないみたいです。

 秀吉軍は、仙石秀久も尾藤知宣も出てこないためなのか、楽勝ペースで島津勢を打ち破っていきます。
 豊後でやきもきしている上條恒彦さん演じる大友宗麟は迫力がありますが、息子の大友義統(増田修一朗さんが演じます)は、ごく普通の武将にしか見えません。まぁ、大友義統は残念な能力の人なので、そんなもんで良いのでしょう。おそらく、大友義統が「軍師官兵衛」のラスボスになると予想していますが(^_^;)
 
 九州攻めは、一応、合戦シーンがあり、黒田家臣も頑張っていました!地元福岡の戦いもスルーだと、さすがに母里太兵衛達もかわいそうです。長身のもこみち太兵衛は絵になりますね。
 全体的にみれば、それなりに話は面白かったのですが、糸がふて腐れるのと、官兵衛が怒鳴るのはやめてほしいです。
 せっかく、上昇気流に乗りかけたのですが、視聴率も停滞気味。何とか盛り返してほしいですね。
 

第331話 小牧長久手の戦い①

戦え!官兵衛くん 第331話
 織田信長の二男で稀代のバカ殿の織田信雄は、羽柴秀吉と面会し、秀吉の織田家簒奪の野望を悟ります。いよいよ本性を現した秀吉は、織田信雄に三法師の引渡しと安土からの退去を要求します。

 圧倒的な秀吉の力の前に織田信雄は屈し、秀吉に三法師を引き渡します。
 ここで、織田信雄は同盟者である徳川家康に支援を求めます。徳川家康は、北条・上杉との旧武田領の支配を巡る争いに勝利し、甲斐・信濃を領有する大大名へと成長していました。

 家康からの情報で、織田信雄の三人の家老(津川義冬★、岡田重孝、浅井長時)が羽柴秀吉に通じていたことが発覚します。天正12年(1584年)3月6日、信雄は三家老を呼び出し、誅殺します。
 なお、羽柴秀吉の謀略に引っ掛かり、冤罪で三家老を殺害したとする説もあります。
 
 ここに、羽柴秀吉と織田信雄・徳川家康連合軍の決戦が開始されます!

★ 津川義冬は、室町幕府の名門斯波氏の一族で、旧尾張守護斯波義銀の弟になります。守護の斯波義銀は信長に追放されますが、弟の義冬は信長の家臣として出世していました。守護家の虚名を守るより、信長に仕えた方が出世できると割り切った人もいたみたいです。
 また、信長公記によれば、毛利秀頼(中国地方の毛利氏とは別で、桶狭間の戦いで今川義元を討ち取った毛利良勝の養子です。)は先代守護の斯波義統の隠し子だとされており(真偽不明)、斯波義銀や津川義冬と兄弟になります。毛利秀頼は、秀吉の家臣となり出世を重ね、豊臣姓を与えられ、豊臣秀頼(もちろん、淀君との子とは別人)となります(#^^#)
 さらに、浅井長時に至っては、近江浅井氏の一族とされています(激しく真偽不明)。近江浅井氏は、応仁の乱の少し前に発生した長禄の変で、南朝の残党に三種の神器が奪われたため(後に小寺政職の先祖の小寺藤兵衛らが奪還)、管理責任者の公家の三条公綱が近江で謹慎させられた後、村の娘に産ませた子が始祖とされており(真偽不明)、比較的時期の浅い家柄ですので、尾張にまで一族が広がっていたというのは考えにくいのですが...
 

第330話 大坂城築城

戦え!官兵衛くん 第330話
 賤ヶ岳の戦いで柴田勝家、織田信長三男の信孝を倒した羽柴秀吉は、戦後、信孝の旧領の美濃を池田恒興に渡します。池田恒興の長男が池田元助、二男が現在の姫路城を作った池田輝政公です。池田輝政公は背は低いですが、器量は某黒田長政より遥かにデカく、ウィットに富んだ武将です。

 後に姫路城主となった池田輝政公は、黒田長政に苛められ、黒田家出奔後に故郷の姫路で埋没していた播磨の名門後藤家出身の後藤又兵衛基次(後藤基次は新旧二人いますが、備前守ではなく、講談で有名な方の基次)を援助しますが、才能はあるけれども器の小さい黒田長政は輝政公にまで嫌がらせをしかけます。後藤又兵衛は大恩ある輝政公に迷惑をかけるわけにいかないとして、姫路を立ち去り、再び浪人生活を送った後、大坂の陣で豊臣方に組して戦うことになります。

 池田恒興を美濃に移転させた羽柴秀吉は、大坂の本願寺の跡地に壮大な城を建設することを計画します。黒田官兵衛は大坂城の設計を任されますが、秀吉が池田恒興にも大盤振舞をしたため、加増は僅かでした...

 当時、羽柴秀吉と組んでいた織田信雄は、三法師の後見人となるなど、織田信長の後継者であると思い込んでいました。
 しかし、さすがの織田信雄も、秀吉が大坂城の建設を始めた頃には、秀吉の織田家簒奪の野望に気づくようになっていました...
 
 
 

第329話 毛利との交渉

戦え!官兵衛くん 第329話
 賤ヶ岳の戦いの勝利の後、功績第一とされた丹羽長秀は、越前や南加賀等の旧柴田領を加え、100万石を超える領地を得ます。また、柴田勝家を裏切った前田利家は、官兵衛の旧主小寺家がかつて守護代を(一瞬だけ)勤めていた北加賀の領有を認められます。
 
 羽柴秀吉は、かつての織田家中での同僚達を取り込むべく、大盤振舞をします。その反面、秀吉自身の家臣達への加増は少ないものでした。
 賤ヶ岳の戦いで功績を上げたとして宣伝された「賤ヶ岳七本槍★」の武将たちですら、5000石~3000石程度の加増にとどまりました。柴田勝豊の家老で、秀吉軍を裏切り柴田勝家に寝返った山路正国を討ち取った加藤清正は3000石に加増されます。七本槍の一人で小寺政職の甥の加古川城主糟屋武則も3000石が加増されています。黒田官兵衛も戦後に1000石加増されるに留まります。
 なお、賤ヶ岳の砦から逃亡しようとして丹羽長秀に喝を入れられた桑山重晴は、柴田軍から賤ヶ岳の砦を死守した功績で1万石が加増されています。

 秀吉が織田家の同僚達を取り込むべく大盤振舞をした反動で、秀吉直臣への加増が少なかったということで、少なくともこの時期には、官兵衛が秀吉に疎まれたとか、警戒されたので加増が少なかったといった事情は全くありません。
 
 官兵衛は、毛利との国境交渉に入ります。単に国境の線引きをするというものではなく、織田方に付いたため本能寺の変後、毛利に居城を追われた伯耆の南条元続(⇒第209話)の処遇や、織田方に下っていたため故郷の来島を追われた来島村上水軍の来島通総の処遇など、難しい問題が山積していました。

 来島通総逃亡後、来島は、村上武吉・元吉父子が率いる能島村上が支配していました。村上武吉父子にしてみれば、村上水軍内部の主導権を握るべく争う同族の来島村上に素直に占領した領地を返還できるはずもありませんでした。

★ 七本槍といっても全員で9人いるそうです。

第328話 賤ヶ岳の戦い⑭

戦え!官兵衛くん 第328話
 賤ヶ岳の戦いで敗北した柴田勝家軍の勇将で美形キャラの佐久間盛政は逃亡を図りますが、黒田官兵衛の部隊に捕えられます。
 羽柴秀吉の帰順の説得を拒否した佐久間盛政は、望み通りに市中引き回しの上、処刑されます。

 織田信長の三男の信孝は、柴田勝家と連合して岐阜城で蜂起していましたが、柴田勝家敗北の報を受けた岐阜城では逃亡者が相次ぎます。信孝は岐阜城を包囲していた信長二男の織田信雄(当時は秀吉と同盟中)に降伏しますが、自決を強制され、天正11年5月2日、尾張野間で自害します。

 野間は、平安時代末期に源頼朝の父義朝が家臣の長田忠政父子に討たれた場所で、信孝の辞世の句「昔より主を討つ身の野間なれば報いを待てや羽柴筑前」はその故事にかけた歌です。←もっとも、江戸時代の創作という説が濃厚です(^_^;)

飲んだ酒の備忘録②

同じ地雷を二度踏まないように、自分向けメモ。

ウィスキー
<スコッチ>
インバーハウス ちょっと本格的な雰囲気のある安酒。淫婆ハウスじゃないよ。1000円台の酒にしては、本格的でも、2000円台の酒には勝てないので、1000円台の安酒に本格チックな雰囲気を持たせるのは...
アイラミスト17年 アイラ島産の塩臭さが感じられるブレンドウィスキー。悪くはないけど、飲みやすいようにブレンドされたアイラ島ウィスキーというポジションが微妙。
ハディントンハウス イオン系列のスーパーで売っている安酒。自分はパス。
ジョニ黒 普通というかブレンドウィスキーの王道。良い酒です。
ジョニ青 どんな味だったか忘れた(-_-;)
<ジャパニーズ>
ホワイトオークあかし 明石の地ウィスキー。
竹鶴17年 ドライフルーツのイチジク、古くなったレーズンの味とシナモンの辛さ。飲み終えた後の長い余韻が楽しめる。
 ↑ソムリエ風文章は難しいですね(^_^;)
 2014年のウィスキーマガジンのブレンデッドモルトウィスキーの世界最高賞を取ったということで、記念ラベルになっています。
 世界最高とは思えませんが、4000円で買えるウィスキーでは、世界最強かと。
<アメリカン>
 ジムビーム白 ビームライフルに比べ射程が短い。普通の安いバーボン。
 フォアローゼス安いの バーボンにしては華やかです。

第327話 賤ヶ岳の戦い⑬

戦え!官兵衛くん 第327話
 北ノ庄城で最後の宴を開く勝家の下へ、豆腐屋玄久等、勝家の旧臣達も駆けつけました。玄久は、かつては勝家の家臣でしたが(かなり低い身分だと思われます)、戦で怪我をして武士を廃業したため、勝家の援助で豆腐屋に転職していました。勝家は毎年、豆を玄久に贈っていたとされています。
 勝家の旧臣達は、今は勝家に仕えていないため、勝家は切腹する必要は無いと説得しますが、勝家への報恩の志が篤い旧臣達は、勝家と共に切腹することを選びます。

 勝家は浅井長政とお市の方との間の三人の娘(浅井三姉妹)を秀吉の下へ送り、後事を託します。浅井三姉妹の長女茶々は秀吉の側室淀君となります。次女初は戦国史上最強の逆天才京極高次に嫁ぎます。三女の江は徳川幕府二代将軍徳川秀忠の妻となった後、日本の影の支配者となり、明智光秀の旧臣斎藤利三の娘、春日局と覇権を巡って争います。

 城に火をかけた柴田勝家は妻お市の方を殺害した後、腹を十文字に掻っ捌く壮絶な切腹を遂げます。
 次回は賤ヶ岳の戦い編の最終回です。

飲んだ酒の備忘録

 自分で忘れないように飲んだお酒の備忘録です。
日本酒
 富久錦「純米 後藤又兵衛」 ⇒後藤又兵衛のHP
 上品系の味。ちょっと高いぞ。
ウィスキー
<スコッチ>
 クレイモア 1000円くらいの安酒。前に一度飲んで、まずかった記憶があるが、ネットでうまいという記事を見て再度挑戦。その名の通り地雷だった★...ベッコウ飴の味。★「クレイモア」とは、本来は美少女が戦う剣戟漫画じゃなくてスコットランドの刀の名前です。
 リトルミル12年 1994年に閉鎖された蒸留所の製品。姫路の某酒店で発掘。閉鎖から20年になるが、12年物の製品なので、いつから売れ残っているのか...クレイモアにアンズの香りを足してグレードアップさせたような味でうまかった。が、少し高いので次は買わない。
 バランタイン・ファイネスト 安酒の帝王。ちょっとくどい気もするが、税別1000円くらいで何処でも売っているのでおススメ。発売元はサントリー。
 バランタイン12年 2000円くらいで12年物にしては安め。自分にはファイネストの方が好みです。
 アードベッグ10年 ピート香がきつめ。ヨード臭少し強め。アルコールの刺激が殆どなくスイスイいける。
 ラフロイグクォーターカスク 小樽に移して熟成させた酒。ヨード臭がきつめ。ラフロイグスタンダードよりおススメ。
 オールドパー 田中角栄、吉田茂のお気に入り。昭和の時代からの定番。少し高いけど、癖も無くて良いです。最近、良さを再確認。バランタイン・ファイネストと交互に飲んだら、くどい系のバランタイン・ファイネストが不味く感じました。そういう事はやめましょう(^_^;)
 ブラック&ホワイト 飲みやすい。1200円くらいだったら、おススメ。
 フェイマスグラウス 1200円くらいだったらおススメ。ゆかた祭りで某バーの出店では、フェイマスグラウスを出していました。銘柄を知らずに飲んだら値段が分からないヨ(*^_^*)
 グランツファミリーリザーブ 安酒のスタンダード的な味。ビンが三角形。
 マクレランズ ローランド モルト 出所不明の若いモルトをブレンドし、オサレなラッピングをしてサントリーが販売。ローランドは悪くなかったです。
 マッカラン12年 フルーティーで飲みやすいけど、高い。
<ジャパニーズ>
(ニッカ)
 竹鶴ノンエイジ コンビニで売っているウィスキーの中で一押し!青リンゴとバニラの香りでフルーティ。但し、終売になった竹鶴12年と比較すると、コストダウンの匂いがチラホラ...なぜかイオン飾磨店では700ml入りを2000円で売っていました(他は2300円くらい)。コンビニでは500ml入りが税別1600円。
 竹鶴12年のファンからの非難が結構ありますが、別物だと考えると悪い酒ではないです。コスパを考えると、むしろ名作の部類。
 竹鶴12年 ノンエイジと比べて、コクがある。ノンエイジに比べ、フルーティー感弱め。改めて飲むとファンの絶賛が良くわかる。←姫路の某酒店の倉庫にまだ結構あるらしいです。
 フロムザバレル ブレンドしてから再度樽熟成した酒。熱狂的ファン有。悪くはないが絶賛されるほどの物かは...←嗜好品ですので(^_^;)。ちょっと量が少ない(500ml)けど、アルコール度数が高いので、±トントン。
 余市ノンエイジ 竹鶴より本格派。自分の好みとはずれているのでパス。
 ブラックニッカクリア 安いけど、自腹ではパス。居酒屋の定番。
(サントリー)
 響17年 サントリーの看板商品。うまかったが高い。自腹では多分、飲まない。
 角 居酒屋の飲み放題メニューで飲んだ。CMを見てウィスキーを飲みたいと思った方は、角ではなくバランタインファイネストを激しくお勧めします。少し安いし。
<アメリカン>
 ワイルドターキー8年 神戸駅の成城石井で購入。1000mlサイズだとメチャ安い。何故なんでしょうか?酸味がキツメ。バーボンが好きな人にはおススメ。
 ジャックダニエル セメダインの匂い。コンビニで売っているウィスキーの中ではおススメ。
 メーカーズマーク 赤い蝋で蓋がしてある。最近、このメーカーのウィスキーがアメリカで流行っているそうです。

第326話 賤ヶ岳の戦い⑫

戦え!官兵衛くん 第326話
 毛受勝照の活躍で何とか越前に撤退した柴田勝家は、途中、前田利家の居城府中城に立ち寄り、湯漬けと替えの馬を所望します。
 秀吉に通じたため賤ヶ岳の戦いの敗戦を招いたことから、勝家に謝罪する利家を、好漢柴田勝家は笑って許します。そして、利家に羽柴秀吉に付くように勧めます。

 なお、前田家の資料では、柴田勝家が賤ヶ岳の戦いの敗戦に恐縮し、「わしの力が及ばず負けた」と利家に謝罪したとされているそうですが...

 柴田勝家は利家を文句の一つも言わずに許したばかりか、勝家の家臣の下に嫁いでいた利家の四男の摩阿姫を利家の下に送り返します。

 殿の毛受隊を撃破した秀吉軍は、越前に侵攻。勝家に少し遅れて府中に入ります。
 秀吉は親友(だと利家は思っていた★)前田利家の帰順を認め、柴田勝家攻撃の先鋒を命じます。
 
 前田利家は柴田勝家の居城北ノ庄城包囲に加わりますが、城内では、柴田勝家と勝家に従う家臣達が最後の宴を繰り広げていました。

 ★ この少し後に書かれた「前田利家は信用できないから、監視を強めよ」と秀吉が家臣に指示した文書が残されています。

大河ドラマ「軍師官兵衛」 第33回「傷だらけの魂」 あらすじ・感想

 もうすぐゴールが見えてきた軍師官兵衛。今回は緊張感があり、非常に面白かったです。
 しかし、昭和の青春ドラマのようなベタなタイトルのため、今回も視聴率が心配です...

 天正13年(1585年)、ついに秀吉は関白の地位につき、豊臣秀吉となります。
 石田三成ら家臣達にも官位が与えられます。
 豊臣家中での石田三成の威勢は増し、官兵衛と軋轢が生じそうな雰囲気です。
 秀吉は官兵衛の意見を容れ、徳川家康と宥和政策を取りますが、石田三成は不満そうです。実際には、この頃は羽柴秀長と千利休が、豊臣家中で重きを成しているはずですが、羽柴秀長は全くの空気と化しています。

 秀吉は新しい側室の茶々のご機嫌をとるため、荒木村重改め道糞改め道薫に有岡城落城の話を語らせます。
 茶々役の二階堂ふみさんのムスッとした顔は×。茶々(淀君)は、絶世の美女でないと物語にならないです。ムスッとしていても、妖気と色気が無いとダメです。

 官兵衛クンは、高山右近に勧誘され、キリスト教寺院に足を向けます。高山右近は、稀代の男前の生田斗真さんが演じているため、やっていることは胡散臭いにも関わらず、きれいな役どころに見えます。
 終わりの方で、官兵衛は、妻にも相談せずにキリスト教に入信。洗礼名をシメオンと名付けられます。

 「みんな、みんな化物だ!乱世なんか終わらないぞ~」と、秀吉の前で暴言を吐く道薫に助け船を出した後、道薫に遺児「又兵衛」を引き合わせます。
 この物語では、本能寺の変後も生き残り、秀吉の家臣となった長男荒木村次のことは既に無かったことになっているようです。まあ、村次の妻で明智光秀の娘の倫姫がどうなったのかも描かれないままでしたし...

 荒木道薫と遺児又兵衛との面会のシーンは非常によかったのですが、ペース配分に疑問も...前回、官兵衛が大活躍した四国征伐が20秒で終わっていますので...

 毛利重臣の小早川隆景と安国寺恵瓊が新領地伊予のお礼のため、大阪城を訪れ、壮絶な秀吉ヨイショを繰り広げます。官兵衛クンもここは見習うべきっ!
 隆景&恵瓊に比べて処世術に劣る官兵衛クンは、自分は領地なんていりません!なんて格好つけますが、逆に秀吉からの不審の目を招いてしまいます。

 次回「九州出陣」の予告では、豊後の大友宗麟が秀吉に助けを求めます。大友宗麟は「もうすぐ、黒田官兵衛がくる。あの男が何とかしてくれる。」と、主人公アゲのヨイショの雰囲気...
 大友宗麟は、備前の浦上宗景(大河では出てこないけど)、宇喜多直家や村上水軍の村上武吉、山中鹿介達尼子遺臣と組んで、毛利包囲網を形成し、官兵衛もその外周部くらいで関与していましたが、「軍師官兵衛」では全く触れられていませんので、次回が初登場となります。
 主人公官兵衛クンの大活躍も少しは描いてあげて下さい...

第325話 賤ヶ岳の戦い⑪

戦え!官兵衛くん 第325話
 柴田勝家の身代わりを引き受けた毛受勝照は、勝家の馬印の金の御幣を持ち、秀吉軍の追撃を食い止めます。
 少数で奮戦する毛受隊に、秀吉に寝返った柴田勝豊の旧臣達が殺到します。

 柴田勝豊(賤ヶ岳の戦いの直前に秀吉に寝返った柴田勝家の養子⇒第311話)の旧臣だった小川祐忠が、毛受に挑みますが、毛受から「寝返りばかりで武士の風上にも置けない奴!」と罵倒されてしまいます。
 実際、小川祐忠の経歴は、近江六角氏から浅井氏を経て、織田信長の軍門に下った後、明智光秀の謀反に加わり、柴田勝豊の傘下に入った後は勝豊に同調し、秀吉の配下となるという複雑なものでした。
 毛受勝照の罵倒に激高した小川祐忠は、自ら毛受を討ち、手柄を立てます。

 なお、後に小川祐忠は、関ヶ原の戦いでも西軍から東軍に寝返ります(^_^;)

第324話 賤ヶ岳の戦い⑩

戦え!官兵衛くん 第324話
 若い頃の前田利家は、当時流行りのカブキ者を気取り、乱暴な振る舞いが多かったため、世間の鼻つまみ者でした。前田利家が通りかかると、付近の住民は戸を堅く閉ざし、外に出なかったとも伝えられています。

 一方、前田利家は、主君織田信長からの寵愛を受け、若い頃は主君織田信長と、「利家♡」「上様♡」という関係でした。
 利家が、妻「まつ」と結婚した頃には信長との肉体関係は解消されていたようですが、そのことを茶坊主から揶揄されたのか、茶坊主と口論になり、殺害してしまいます。
 このため、織田信長から出仕停止のうえ、家中から追放される処分を受けてしまいます。
 一説には、利家は信長の異母弟を殺害したとも言われていますが、それが事実であれば、相手方にも相当な落ち度があったとも思われます。

 新婚早々、無職となった利家に対する家中の風当たりは強く、今まで同僚として付き合っていた連中も手のひらを返したように付き合いをやめてしまいます。
 そのような中で柴田勝家は、利家に対する援助を忘れず、困窮する利家を助けていきます。
 その後、前田利家は柴田勝家の部下(★)となりますが、利家は男気あふれる上司勝家に尊敬の念を抱き続けていました。

 また、前田利家は同僚であった羽柴秀吉とも親しく、若い頃から家族ぐるみの付合いをしていました。子供のいない秀吉と「おね」夫婦のために、妻「まつ」との娘の豪を養女にさせています。
 なお、豪は、羽柴秀吉の養子で宇喜多直家の遺児の宇喜多秀家の妻となります。
 天下人秀吉に甘やかされて育った豪は夫秀家と豪奢な生活を送り、そのツケを本国備前の領民に負担させたことや、前田家中から連れてきた家臣と宇喜多直家以来の家臣との対立が発生したことから、宇喜多家中の分裂を招き、関ヶ原での東軍の勝利に貢献することになります。

 前田利家が土壇場で秀吉に寝返り、戦場から撤退したことを敗走と勘違いした柴田勝家の配下から続々と逃亡者が現れます。柴田勝家の戦線は一気に崩壊してしまいます...
 柴田勝家の家臣、毛受勝照(めんじゅかつてる、「めんじょう」とも)が、勝家に撤退を進言。毛受勝照が柴田勝家の身代わりとなり、時間稼ぎをしている隙に柴田勝家は本国越前に撤退することになります。

★ 柴田勝家と前田利家は、あくまでも上司と部下の関係で、主君と家臣の関係にはありません。織田信長の軍団は、それまでの中世的な関係から進化して、近代的な上司・部下の関係が形成されつつありました。

第323話 賤ヶ岳の戦い⑨

戦え!官兵衛くん 第323話
 佐久間盛政は、秀吉の常識破りの反転の前に撤退を余儀なくされます。
 佐久間隊はとりあえず撤退に成功しますが、佐久間隊を援護しようとした柴田勝政(柴田勝家の養子で佐久間盛政の弟)の部隊が攻撃を受け、敗走します。

 しかし、柴田勝政の部隊の敗北を前に、前田利家の部隊が戦場から撤退してしまいます...

 撤退の直前まで、前田利家は、上司の柴田勝家と親友(だと利家が思っていた)羽柴秀吉と対立の間で深く葛藤していました。
 
 話は前田利家の若い頃に遡ります。
 前田利家は、若い頃は主君織田信長の愛人兼取り巻きとして、寵愛されていました。
 しかし、次回、利家が不祥事を起こしたことから状況は一変します...

第322話 賤ヶ岳の戦い⑧

戦え!官兵衛くん 第322話
 柴田勝家軍の佐久間盛政率いる部隊が奇襲を仕掛けたとの急報が、羽柴秀吉の下へ届けられます。
 秀吉は、再び蜂起した織田信孝を討つべく、本隊を率いて信孝の居城の岐阜城へ向かっていましたが、豪雨による増水のため、途中の大垣(関ヶ原から東に行ったところで、大垣夜行の終点です)で足止めされていました。
 もし、岐阜に着いていたのであれば、川越をしなければならなくなるので、すぐに近江に戻ることは難しくなりますし、また、岐阜に着いた後、豪雨で増水してしまっていたら、近江に取って返すということは不可能になりますので、秀吉は物凄い強運の持ち主だと言わざるを得ません...

 秀吉は再び大返しを敢行し、半日で近江北東部に戻ります。
 しかも、50数キロをマラソンした直後に、秀吉軍は野営中の佐久間盛政の部隊を攻撃します。どこからそんな体力と気力が出てきたのか不思議です...

 秀吉軍の常識破りの奇襲を受け、佐久間盛政は撤退を決意します。

第321話 賤ヶ岳の戦い⑦

戦え!官兵衛くん 第321話
 中川清秀を討ち、勢いに乗る佐久間盛政は、近江に残った留守部隊を攻撃しますが、黒田官兵衛等の奮戦により、何とか留守部隊は佐久間盛政の攻撃を凌ぎ切ります。
 その間に織田信孝を討つべく美濃攻略へ向かっていた羽柴秀吉の下へ、佐久間隊が奇襲を仕掛けてきたとの急報が伝えられます。

 その頃、琵琶湖の対岸にいた丹羽長秀は、近江北東部での異変を見て、急きょ琵琶湖を渡り、賤ヶ岳の戦場へ駆けつけます。丹羽軍の大半が若狭方面で柴田勝家の本国、越前への牽制に従事していましたので、丹羽長秀の旗下には2000程の兵しかおらず、部下の反対を押し切っての出撃でした。

 琵琶湖を渡り、琵琶湖東岸に上陸した丹羽長秀は、途中で賤ヶ岳の砦を放棄して撤退する桑山重晴の部隊と鉢合せになります。桑山を叱咤激励した丹羽長秀は、桑山隊と共に賤ヶ岳の砦に入り、砦を再占領します。
 丹羽長秀の果断な行動により、羽柴軍は要地の賤ヶ岳の砦の確保に成功したことから、戦後、丹羽長秀が賤ヶ岳の戦いで、(羽柴秀吉を除き)最大の功績を上げたと評価されます。

 一方、戦いに勝利した佐久間盛政は、柴田勝家の「すぐに撤退せよ」との命令を無視し、戦場で野営してしまいます。桑山重晴が降伏を申し入れて賤ヶ岳の砦を放棄したため、翌朝に賤ヶ岳の砦を占領するつもりだったからでした。

 結果的に、桑山重晴により、佐久間盛政は「釣られて」しまうことになります...

第320話 賤ヶ岳の戦い⑥

戦え!官兵衛くん 第320話
 天正11年(1583年)4月20日、秀吉本隊不在の隙をついて、柴田勝家軍の猛将佐久間盛政は、余呉湖を迂回し秀吉軍に奇襲をかけます。
 佐久間軍は防備が脆弱な中川清秀の陣地を狙います。

 中川清秀は、賤ヶ岳砦を守る桑山重晴から「防備が比較的に堅い賤ヶ岳砦に移るよう」に促されますが、移動を拒否。高山右近からは、大岩山の砦からの撤退を勧められますが、撤退も拒否します。
 中川清秀自ら槍を取って奮戦した後、自決を遂げます。大河ドラマ「軍師官兵衛」では、なぜか狡猾な悪役にされてしまった中川清秀の奮戦は、戦バカの最後にふさわしく壮絶かつ劇的なものでした(但しソースは軍記物です)。
 あれだけ悪役にされながら、「軍師官兵衛」では、中川清秀の最後には全く触れられませんでしたが、漫画でも尺の都合でセリフだけです(^_^;)

 勢いに乗る佐久間盛政は、高山右近の隊にも勝利します。中川清秀を討った佐久間盛政は小屋の屋根に上って「エイエイオー!」と威勢を上げますが、その最中に小屋の柱が折れてしまいます。この後の佐久間盛政の運命を案じさせる出来事でした...

 賤ヶ岳砦を守る桑山重晴は、佐久間盛政の勢いに押され、砦を放棄することを決めます。「武士の情けで暗くなってから撤退させてくれ」とヘタレ感満載の申し入れを行った桑山は、賤ヶ岳の砦から撤退します。

 後で振り返ってみると、桑山重晴の撤退が、秀吉軍勝利の大きな要因の一つとなります。

第319話 賤ヶ岳の戦い⑤

戦え!官兵衛くん 第319話
 近江北東部で柴田勝家の軍勢と羽柴秀吉が対陣している隙を狙い、岐阜の織田信孝(信長三男)が再び蜂起します。
 一度、降伏した後の蜂起に羽柴秀吉は激怒し、信孝が差し入れていた人質の信孝の母-つまり織田信長の妻-を殺害します...この時、信孝は娘も人質として差し入れていましたが、その子はどうなったのかわかりません...
 ひょっとすると信孝には、「信長の妻である自分の母親には、秀吉も手を出さないだろう」という甘い見通しがあったのかもしれません...

 天正11年(1583年)4月16日、秀吉は信孝を討つべく、本隊を引き連れて岐阜に向かいます。
 秀吉本隊が移動した隙を狙い、柴田軍の男前キャラの猛将佐久間盛政は、余呉湖を迂回して秀吉軍の中川清秀、高山右近の陣地を奇襲することを提言します。中川清秀、高山右近等の陣地は急造のため、最北部の堀秀政らの陣地に比べて防御力が弱かったためです。桑山重晴の守る賤ヶ岳砦はソコソコ防御力が戦ったようです。
 
 柴田勝家は、佐久間盛政の意見に消極的でしたが、結局、出撃を認めてしまいます。将軍が上洛する可能性に期待していたのか柴田勝家は持久戦を意図し、佐久間盛政に深追いすることを厳禁します。

 一方、秀吉軍の黒田官兵衛(★)は羽柴秀長と共に留守部隊として近江に残っていました。留守を守る黒田隊は佐久間軍と激しい戦いを繰り広げることになります。

★ 「賤ヶ嶽合戦記」では、官兵衛は「小寺官兵衛」の名前で挙がっています(弟の黒田利則は「黒田甚吉」で挙がっています)。播磨からは他に赤松本家の赤松則房、龍野赤松の赤松政秀の遺児の斎村政広も加わっていました。

第318話 賤ヶ岳の戦い④

戦え!官兵衛くん 第318話
 雪をかき分け、近江北東部に侵攻した柴田勝家の軍勢は、伊勢から取って返した羽柴秀吉の軍勢と北国街道沿いに陣地を築いて対峙します。
 秀吉は伊勢の滝川一益を攻めていたので、二正面作戦を迫られることになってしまいます。

 堀久太郎秀政が守る北側の陣地は土塁で囲まれ、かなり堅固な防備を誇っていましたが、高山右近、中川清秀の陣地は急造であまり守備力も高くありませんでした。
 秀吉の本隊は木之元周辺で対陣しており、いつでも伊勢等に駆けつけられる態勢をとっていたようです。

 一方、毛利では将軍足利義昭が反秀吉派の吉川元春に上洛を迫っていました。情勢は流動的で、このまま戦線の膠着が続けば柴田勝家に有利な情勢となる可能性も含んでいました。

 このような情勢の中、美濃(岐阜)の織田信孝は再び蜂起し、秀吉方の稲葉一鉄等の領地を攻撃します!

大河ドラマ「「軍師官兵衛」 第32回 「さらば、父よ!」 あらすじ・感想

 いきなり小牧長久手の戦いの場面から始まります。やけに謙虚な森長可,池田恒興が信長の二男織田信雄に組する徳川家康の本国三河攻略を主張。三河攻撃軍が派遣されます。
 一方,黒田官兵衛は蜂須賀小六と共に毛利との国境策定交渉中でしたが,秀吉軍大敗の報を聞き,思わず文句の一言が出てしまいます。官兵衛は秀吉に疎まれているという設定ですので,少し左遷されているような雰囲気ですが,毛利との交渉は重要事項ですので全くそのようなことはありません。
 小牧長久手の戦いで戦国最凶の男、森長可と共に池田恒興、元助父子は戦死し、元助の弟で今の姫路城を建てた池田輝政公が池田家の跡目を継ぎますが,大河ドラマ「軍師官兵衛」ではスルーです。池田輝政公は,同じ二代目でも黒田長政より身長と戦闘力で劣りますが、人間の器は遥か大きいです!
 後に官兵衛が旧友の芥田五郎右衛門に出した「池田輝政が領主になるなら姫路も幸せだ!」と書かれた手紙が残されています!

 なぜか山崎城(宍粟市,山崎の戦いのあった山崎に建てられた山崎城とは別の城です)にいる黒田長政は,毛利との交渉を終えた官兵衛と小六を出迎えますが,小牧長久手の戦いの推移をほとんど知りません。黒田長政は小牧長久手の戦いと連動して行われた岸和田の戦い(秀吉本隊不在の隙に信雄派が大坂を奇襲する作戦)で信雄派の雑賀衆・根来衆連合軍を打ち破る殊勲を立てていますが,無かったことにされています。
 ちなみに官兵衛の領地の山崎は,赤松政秀のいた龍野から,揖保川沿いに北へ車で2,30分ほど行ったところです。

 大坂に行った官兵衛は,徳川と戦うなと秀吉を諌めます。大河ドラマ「軍師官兵衛」の黒田官兵衛は,リアル官兵衛と違って、知力がやや低めですので,「徳川軍に勝てない,徳川と戦をしてはならぬ」の一点張りで,対抗策を考えることができません...官兵衛の能力値は真田昌幸に遥かに劣るようです...

 軍事的に徳川軍に勝てなかった秀吉は,得意の政略を働かせ,織田信雄と和議を結ばせて政治的に勝利するのですが...官兵衛は何の策も立てられません(^_^;)
 秀吉から疎まれる鬱展開に入るようですが,これだけ無能だと仕方がないかも...

 山崎城では,旧主君宇野氏を慕う領民と黒田長政との間でトラブルが勃発。利発な少年時代から大幅に劣化した黒田長政は領民の発言に激怒し,刀に手をかけたことから紛争を悪化させてしまいます。
 山崎の旧領主の宇野政頼,宇野祐清父子を攻略する際,黒田官兵衛も多大な功績を上げていますが,大河ドラマ「軍師官兵衛」では無かったことになっています。
 なお,宇野政頼の息子で恒屋城主の恒屋正友,宇野祐清の息子(遺児が逃げ延びたとのことですが本当か不明)は黒田家の家臣になっています。宇野出身の家臣が,領民との間に入ろうとしないのでしょうか...

 長政は,祖父職隆の説諭と父官兵衛の叱咤もあり心を入れ替えます。長政の妻糸が長政に嫌味を言いますが,自分が領民との間に入ってとりなそうという気持ちは一切無いみたいです。糸といい茶々といい,ちょっと嫌な性格なヒロインは辛いです。

 領民との関係改善ができたかどうかわからないまま四国攻めに突入。10秒で長宗我部元親は降伏します...官兵衛の長年のサイドワークで,本能寺の変の原因の一つとなった可能性が高い四国攻めは,大河ドラマ「軍師官兵衛」では全く触れていませんので,まぁこんなもんでしょう。相変わらず官兵衛の活躍がスルーされていますが...

 休夢叔父さん等が「官兵衛のおかげで播磨は平和になった」と強烈な官兵衛アゲの最中,父職隆が死去します。
 官兵衛は「家臣を信じよ,家族を信じよ,領民を信じよ」父の教えを胸に決意を新たにします。「主君を信じよ。」が入っていないのが渋いです。

 最近,本能寺前後までの面白さが少し減退気味な軍師官兵衛。これからゲンナリするような展開が続くようですし,ヒロインの魅力が乏しいので,視聴率が不安です。
 性格の良い茶々というのは難しいにしても,性格の良い糸というのは無かったのでしょうか?離婚を見越して糸の性格が悪い設定にしているのであれば,気の毒です。

 お終いの紀行では,山崎城と妻鹿(めが)の職隆の墓が紹介されます。妻鹿に行かれた際の食事は,妻鹿漁港にある天晴水産がおすすめ。新鮮なシラスを使ったシラス丼が名物です。大盛りよりさらにビッグなメガ盛りがお得です。妻鹿でメガ盛り!

第317話 賤ヶ岳の戦い③

戦え!官兵衛くん 第317話
 毛利首脳の小早川隆景は、将軍足利義昭と共に上洛を目指す兄吉川元春を説得します。
 上洛には備前の宇喜多秀家(直家の遺児)の領地を通過する必要がありましたが、羽柴秀吉は宇喜多家をがっちりと掌握していましたので(★)、上洛の実行には困難を伴いました。
 なお、宇喜多直家未亡人(大河ドラマ「軍師官兵衛」では、お鮮)は、一般的には羽柴秀吉の愛人だったとされていますが、羽柴秀吉と肉体関係が無かったという説も最近では有力です。また、某ドラマのように、宇喜多直家の存命中に、夫公認で秀吉とできていたということは、まずありえません(^_^;)

 最終的に吉川元春は上洛を断念することになりますが、吉川元春は柴田勝家に陣中見舞いの使者を送り、支援の姿勢を見せます。
 なお、小早川隆景は毛利輝元の名で、羽柴秀吉に陣中見舞いを送っています。

★ その反動で、秀吉の死後、宇喜多家は壮絶な内紛を繰り広げ、家中が分裂することになります(宇喜多騒動)。直家以来の多くの武将が宇喜多家を出ていったため、宇喜多家の戦力は大幅にダウンし、関ヶ原の戦いの帰趨にも大きな影響を及ぼすことになります。

第316話 賤ヶ岳の戦い②

戦え!官兵衛くん 第316話
 羽柴秀吉を嫌悪する毛利首脳の吉川元春は、柴田勝家と結び、将軍足利義昭上洛を実行に移そうとします。
 しかし、対毛利担当(★)の黒田官兵衛は小早川隆景を通じて、足利義昭上洛を阻止することに成功します。
 この回の内容は、交渉の内容がどんなものだったのかよくわかっていないので、推測です(^^)/

 これ以後、毛利は口では柴田勝家支持と将軍上洛を叫びますが、結果的に中立を決め込むことになり、柴田勝家は毛利の口約束に釣られてしまうという羽柴秀吉にとって非常に美味しい状況となります

 ★ 黒田官兵衛は、対毛利担当と同時に四国担当の仙石秀久の補佐もやっていますので、賤ヶ岳の戦いの前年の天正10年(1582年)には三好氏支援のため、四国へも出張しています。
 本能寺の変後、土佐の長宗我部元親の巻き返しにより、長老の三好康長は逃亡、十河存保は長宗我部・雑賀衆連合軍の攻撃により、中富川の戦いで大敗を喫しています。本州に撤退した三好康長は羽柴秀吉の旗下に入り、滝川一益攻略に従軍しています。
 四国担当の仙石秀久は、近江に出兵していましたが、十河存保からの支援要請を受け、賤ヶ岳の戦いの最中に四国攻略を命じられ、天正11年4月の引田の戦いで長宗我部軍にボコボコに負けています(^_^;)

第315話 賤ヶ岳の戦い①

戦え!官兵衛くん 第315話
 天正11年(1583年)3月、雪をかき分け近江へと出陣した柴田勝家は、近江北東部で羽柴秀吉の軍勢と対陣します。
 柴田軍には、前田利家等北国衆、猛将で男前キャラの佐久間盛政(信長に追放された佐久間信盛の一族、勝家の甥)、佐久間盛政の弟で柴田勝家の養子の柴田勝政等が加わっていました。
 羽柴秀吉は伊勢で滝川一益を包囲していましたが、柴田軍襲来の報を聞き、急ぎ近江へと転戦します。
 柴田軍、秀吉軍は双方が陣地の防備を固め、にらみ合いが続くことになります。

 当時の周辺勢力の状況は、中国の毛利氏の庇護の下にいた将軍足利義昭は、反秀吉の立場をとる吉川元春と共に柴田勝家と結び、幕府再興を図るべく上洛を果たそうとしていました。
 一方、これに対し、羽柴秀吉の参謀の黒田官兵衛は、吉川元春の弟で毛利首脳の小早川隆景に接近し、調略を開始します。
 大河ドラマ「軍師官兵衛」では、初期の頃には小早川隆景と黒田官兵衛とはあまり接点が無いように描写されていますが、実際には遅くとも備中兵乱(⇒第116話)の少し前からの腐れ縁です(小早川隆景から小寺政職にあてた、天正2年12月付の宇喜多直家への浦上久松丸派遣の謝礼の文書が残されています⇒第115話)。

 いよいよ、天下分け目の賤ヶ岳の合戦が始まります!

第314話 柴田勝家出陣

戦え!官兵衛くん 第314話
 天正11年(1583年)正月、羽柴秀吉は対毛利外交を有利に進めるため、軍勢を引き連れ、西の本拠地の姫路に凱旋します。秀吉は毛利首脳の小早川隆景に書状を送る等、毛利との外交を有利に進めようとしていました。
 姫路が一瞬だけ天下人の本拠地だったこともあるんです(^^)/
 
 おそらく、姫路は長浜から来た長浜妻達と姫路妻が同居する賑やかな状態だったと思われますが、羽柴秀吉は、前年の天正10年中に、明智光秀に組した若狭の武田元明の妻の京極竜子を側室にしています。ちなみに京極竜子の弟(兄説有)の京極高次は、明智光秀敗北後は柴田勝家の傘下に入っていたようです...

 天正11年2月、越前の柴田勝家が、大雪のため進軍できないことを良いことに、羽柴秀吉は、信長二男のバカ殿の織田信雄とともに、柴田勝家に通じている伊勢の滝川一益を攻めます。
 この行為に危機感を抱いた柴田勝家は雪をかき分け、強引に近江へと侵攻してきました!

 ここに越前の柴田、伊勢の滝川、中国の毛利が、将軍足利義昭の支持を受けて、三方から秀吉を挟撃しうる体制が整いました。

第313話 幕府再興運動

戦え!官兵衛くん 第313話
 羽柴秀吉は、越前の柴田勝家の背後を脅かすため、越後の上杉景勝に接近します。
 一方、徳川家康は、北条、上杉との三つ巴の旧武田領争奪戦に勝利した後、信濃の旧武田勢力の鎮圧に忙殺されます。また、当時、秀吉と組んでいた信長二男の信雄と通じていたことから、羽柴秀吉と柴田勝家・織田信孝との対立には中立を決め込みます。

 柴田勝家は、幕府再興を目指す足利義昭に接近し、正当性を得ようとします。毛利首脳で大の秀吉嫌いの吉川元春は、勝家に呼応して春の上洛を約束します。
 ここに、東西両面から秀吉を挟撃する態勢ができつつありました。  

第312話 信孝追討

戦え!官兵衛くん 第312話
 天正10年(1582年)12月、羽柴秀吉が長浜城を包囲したことを受け、岐阜の織田信孝(信長三男)は戦の準備を始めます。
 羽柴秀吉は、12月20日、これを口実に岐阜の織田信孝を攻め、岐阜城を大軍で包囲します。秀吉は信長の二男でバカ殿の織田信雄を支持し、織田家当主の三法師の引渡しを要求します。
 大雪で柴田勝家が援軍を出せなかったことから信孝は、自分の母親(つまり信長の妻)と娘を人質に差出した上で三法師を引渡し、秀吉に降伏します。
 羽柴秀吉の強力な後押しで織田信雄が三法師の後見人となり、安土で織田家の家督を監督していくことになりましたが...
プロフィール

kurokanproject

Author:kurokanproject
NHK大河ドラマ軍師官兵衛の主人公黒田官兵衛を紹介するマンガを描いています。
織田信長や羽柴秀吉といった歴史上の大人物、黒田官兵衛、小寺政職、赤松政秀、別所重宗といった播磨の武将達や、浦上宗景、宇喜多直家、荒木村重、松永弾正といった一癖も二癖もある連中が活躍します。

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