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番外編08 播磨周辺三大珍名城

戦え!官兵衛くん 番外08
 萌えキャラとなった城が戦う城姫クエスト(⇒城姫クエスト公式HP)に便乗、播磨周辺地域の三大珍名城を発表しちゃいます!
 
 まず、第三位は白旗城(上郡町)!南北朝時代に赤松円心が籠城した歴史上重要な城だよ!
 第二位は恋の浜城(姫路市)!恋人同士が愛を育む城だ!
 第一位は蒲公英(タンポポ)城(神戸市)!風に乗って三木城に兵糧を運んだと伝えられているぞ(大嘘)!

 どの城も敵の戦意を萎えさせるようなネーミングがGOOD!ですね(#^^#)
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第248話 山名四天王

戦え!官兵衛くん 第248話
 山陰の名門、山名氏を支える恒屋(かきや)、田結庄(たいのしょう)、八木、太田垣の重臣4家を山名四天王と呼びます。

 山名氏の衰退に伴い、山名四天王は分裂・抗争を繰り返していました。
 山名四天王のうち、太田垣氏は領地の生野で銀山が発見された(⇒第33話)ことから、銀山を狙う主君で但馬(兵庫県北部)守護の山名祐豊と対立します。
 しかし、生野銀山の利権を狙う織田信長は、永禄12年(1569年)、家臣の羽柴秀吉を但馬に侵攻させ、山名祐豊を但馬から追い出します(第一回目の但馬侵攻⇒第22話)。
 但馬を追われた山名祐豊は、堺の商人、今井宗久の支援により、織田信長に多額の礼金を支払って赦免されます。山名祐豊は、信長に多額の上納金を支払うことを条件に生野銀山の管理を任されます。
 
 本来の生野銀山の所有者のはずの太田垣氏は生野銀山の支配を認めてもらおうと、織田信長に接近しますが、拒否されてしまいます。
 その後、山名祐豊が毛利に屈服したことから(芸但和睦、⇒第120話)、但馬は内乱状態に陥ります。この混乱をついて丹波の赤井直正が但馬に侵攻し、生野銀山を占領するといった騒ぎが起こります(⇒第133話)。
 太田垣氏は混乱に乗じて生野銀山の回復に成功しますが、羽柴秀吉の第2回目の但馬侵攻(⇒第159話)により、生野銀山は再び織田信長の手に渡ります。
 竹田城を追われた太田垣氏は、織田信長に臣従したようですが、現在(第二次鳥取城の戦いの直前)は、織田派の仮面をかぶりながら、生野銀山を取り戻すべくひそかに毛利に通じているといった状況です。

 秀吉の第一回目の但馬侵攻が招いた混乱は、織田派と反織田派との対立の構図を描きます。というよりも、従前の対立が織田派・反織田派の対立となり、織田と毛利の対立に伴って反織田派が毛利方になったというのが正確でしょう。
 天正3年(1575年)、織田派の田結庄氏が反織田派(毛利方)の恒屋氏に敗れ滅亡します。

 天正8年(1580年)、播磨平定の勢いに乗る羽柴秀吉は但馬北部に侵攻(第3回目の但馬侵攻、⇒第230話)、但馬山名氏を滅亡させます。
 山名四天王のうち、毛利方だった八木氏、恒屋氏は羽柴秀吉の第3回但馬侵攻の際に、織田信長に臣従し、以後、第一次鳥取城の戦いにも織田方として加わるなど、対毛利戦線で活躍します。

 山名四天王も加わった第一次鳥取城の戦い(⇒第234話)では、城主の山名豊国(祐豊の甥で娘婿)は羽柴秀吉に降伏して、所領の一部を安堵されますが、不甲斐ない態度に怒った家臣が造反し、山名豊国を追放してしまいます(⇒第241話)。
 しかし、家老の森下道誉・中村続春に家中の混乱を収める力量がなかったようで、森下・中村は代わりの城主の派遣を毛利氏に要請します。

 毛利から鳥取城主として派遣された吉川経家は、(山名氏の重臣として、本来は鳥取城を支えるはずの)山名四天王が、織田方についた(但し太田垣氏は隠れ毛利)、さらに鳥取城内も分裂し混乱といった状況で鳥取に入ることになります。
 

登場人物紹介 ~三好関係者その1~

戦え!官兵衛くん 登場人物紹介 三好その1
 いよいよ、天正9年に入り、官兵衛の周りも歴史の大きな渦に飲み込まれていくことになります。この漫画では官兵衛は大きな流れに巻き込まれていったという設定ですが、本当は黒田官兵衛が積極的に謀略を行い、歴史を動かしていったのかもしれません...

 それでは、官兵衛によって運命を変えられてしまう三好家関連の登場人物紹介の第一弾。
 詳しくは⇒三好氏系図をどうぞ。

 三好長慶 織田信長以前の天下人。良い人だが、精神の均衡を崩してしまう...
 
 三好三人衆 一度は天下の覇権を握ったのに、小説・ドラマでは、守旧派の集団みたいに扱われている人たち。

 三好康長 織田信長と敵対した後、第122話(⇒第122話)で降伏。その後は織田信長の重臣となった三好長老。

 篠原長房 三好重臣。信長が恐れ、官兵衛が頼りにしたはずの名将。第97話(⇒第97話)で戦死。

 三好義継 三好氏当主。伯父三好長慶の養子となる。第98話(⇒第98話)で戦死。

第247話 鳥取城主吉川経家

戦え!官兵衛くん 第247話
 播磨平定に続く第一次鳥取城の戦い(⇒第234話)により、毛利方の鳥取城主山名豊国は羽柴秀吉に降伏し、織田方に下ります。
 しかし、不甲斐ない山名豊国の態度に怒った家臣の森下道誉、中村春続等は、鳥取城主山名豊国を追放してしまいます(⇒第241話)。
 山名豊国の娘で羽柴秀吉の愛人の「あかね姫」の懇願もあったのか、羽柴秀吉は鳥取城の奪還を決意、黒田官兵衛に鳥取城攻略作戦の立案を命じます。
 鳥取城関連の登場人物については、こちらをクリック⇒登場人物紹介 播磨最終決戦編 ~因幡関係者~

 山名豊国を追放した森下・中村等は、城内をまとめられなかったのか、毛利氏に山名豊国に代わる城主の派遣を要請します。
 鳥取城主候補の牛尾春重の負傷(戦死説あり)等の紆余曲折を経て、石見吉川氏の名将吉川経家が鳥取城主として派遣されます。吉川氏と言っても、毛利重臣の吉川元春との血縁関係はあまりありません。
 毛利氏の関係者については、こちらをクリック⇒登場人物紹介 ~毛利関係者 その1・その2~

 吉川経家は自分の首桶を持参し、必死の覚悟で鳥取城に入りますが、そこで見たものは... 

第246話 伊賀久隆の暗殺

戦え!官兵衛くん 第246話
 死期が迫る宇喜多直家は、もう一つの懸案事項の解決に乗り出します。

 かつて、宇喜多直家は西備前の松田元輝(元堅)と対立していました。
 強力な松田氏に対し、まず、宇喜多直家は松田元輝と和議を結び、永禄5年(1562年)、宇喜多直家は松田元輝の息子元賢に娘を、伊賀久隆に妹を嫁がせます。
 宇喜多直家は松田氏宇喜多直家は松田元輝を倒すべく、松田氏重臣の伊賀久隆を調略します。内部の対立をあおった後、永禄11年(1568年)7月、宇喜多直家は伊賀久隆に松田氏の居城、金川城を攻撃させ、松田元輝を討ちとります。

 その後、伊賀久隆は宇喜多直家傘下の最大勢力として、宇喜多直家の覇業に貢献します。伊賀久隆は、天正8年(1580年)春には、毛利軍の撃退にも成功しています(⇒第243話)。

 しかし、伊賀久隆が毛利に接近しようとしていたことから、直家死後の伊賀久隆の専横と毛利への寝返りを危惧した宇喜多直家は、天正9年(1581年)4月、妹婿の伊賀久隆を毒殺します。

 天下布武の理想の下、織田信長と共に戦乱のない世を作ろうとした宇喜多直家は、断腸の思いで、獅子身中の虫、伊賀久隆を粛正したのです!

 次回から、第二次鳥取城の戦いになります。
 鳥取城攻略に乗り出した後、事態は急変。官兵衛は大きな歴史の渦の中に巻き込まれていくことになります←自分から渦を作ったのかもしれませんが(^_^;)

(雑談)
 大河ドラマ「軍師官兵衛」の城井鎮房役として村田雄浩さんが発表されました。官兵衛が絡んだ暗殺のうち、山脇、安宅誅殺はやらないみたいですが、城井謀殺は描かれるようです。
 官兵衛の暗殺は、暗殺の天才宇喜多直家の華麗な暗殺術に比べると、手口がかなり劣ります。官兵衛の汚点とされる事件を大河ではどのように描くのか気になります。官兵衛良い人路線全開なので(^_^;)

第245話 官兵衛の備前入り

戦え!官兵衛くん 第245話
 死の淵に瀕した宇喜多直家は、二つの事を実行に移します。
 まず一つ目として、宇喜多直家は羽柴秀吉に支援を要請し、黒田官兵衛が備前に派遣されます。
 ※ 黒田如水伝では天正8年に備前入りしたとされているとのことですが、天正9年2月6日付の羽柴秀吉の連絡書の記載からは、天正9年1月か2月頃のことだと思われます。また、官兵衛自身は姫路におり、官兵衛の家臣が備前に入った可能性もうかがわれます。

 毛利氏は、交通の要衝の児島半島を巡って、宇喜多直家と抗争を続け、宇喜多直家の健康状態の悪化に伴い、次第に毛利方が優勢となっていました。備前軍記では天正9年2月14日に宇喜多直家が死去し、遺児宇喜多秀家が跡を継いだものの、羽柴秀吉にも直家の死を隠し通したとされていますが、実際の直家の死亡時期はもう少し後だと思われます(直家の死亡時期は秘匿されたためよくわかりませんが、公式発表された死亡時期は天正10年1月9日)。

 黒田官兵衛は児島半島の領主の調略を行い、天正9年(1581年)2月、毛利方の高畠氏の調略に成功、高畠氏は宇喜多氏に人質を差出します。

 秀吉は児島半島が確保できれば、秀吉自身が児島入りし、一気に備中攻略に乗り出すとの方針を立てたため、児島を巡って、毛利と宇喜多が激しく戦うことになります。

 次回はもう一つの懸案事項の話になります。

第244話 宇喜多直家の病

戦え!官兵衛くん 第244話
 天正9年(1581年)は、織田信長による安土での左義長と京都での馬揃えで幕が開けました。
 宇喜多直家は、末期の大腸ガンにより天正9年中の何時とはわからない時期に死去します。
 嫡男宇喜多秀家がまだ幼い状況の中で、死を目前にした宇喜多直家は、二つの事を実行に移します。

 次回、宇喜多直家はそのうちの一つ目を官兵衛に依頼します。

 ※ 宇喜多直家の妻、円融院(大河ドラマでは、「お鮮」として笛木優子さんが演じます)は、前の夫の三浦貞勝が宇喜多直家の宿敵の三村家親に殺害された後、三村家親を暗殺した宇喜多直家に嫁いでいます。
 大河ドラマ「軍師官兵衛」では、陣内孝則さん演じる宇喜多直家が、「円融院の夫を殺害して自分の妻にした」といった旨の発言をしていましたが、宇喜多直家が円融院の夫を殺害して自分の妻にしたといった事実は、少なくとも良質な資料では確認できません(^_^;)

大河ドラマ「軍師官兵衛」 第21話「松寿丸の命」 感想

 主人公官兵衛が有岡城に幽閉され、物語も佳境に入ってきました。今回は非常に面白かったです!
 あらすじ等はこちら⇒大河ドラマ「軍師官兵衛」 第21話「松寿丸の命」 ネタバレ

 今回は、羽柴秀吉を演じる竹中直人さん、官兵衛の父黒田職隆を演じる柴田恭兵さんの名演が光りました。官兵衛の死を伝える秀吉、それを受け止める父職隆の心情がぐっと伝わってくる名シーンでした。
 一方、必死の覚悟で官兵衛の息子松寿丸を匿う竹中半兵衛を谷原章介さんが好演。もう少しで谷原さんが退場というのも残念です。

 役者さんの好演にも関わらず、演出はちょっと残念です。
 信長の悪行を母の土田御前がなじりますが、人質の松寿丸を殺害したとか、話が矮小化され過ぎています。信長アゲをやるためか、信長の残虐行為を土田御前の語りで済ましてきたツケがきている感があります。
 土田御前は信長に「何人殺せば気が済むのじゃ!」と問いますが、信長は長島・越前の本願寺門徒から無抵抗の一般人を含め、軽く10万人は殺害しています。信長に「十万人は殺した。官兵衛の息子で十万一人目だな。」とかくらい言わせて欲しかったです。

 実際、この頃、織田信長は摂津一円で荒木村重支持者以外の領民も含む一般人の虐殺を繰り広げています。単なる避難民ですら、信長の命令で皆殺しにされています。
 冒頭の有岡城のシーンで「有岡城を出るか、村重に付いていくか」悩んでいた商人も、有岡城を出ていたら織田軍に殺害されている可能性が高いと思われます。

 信長のキレっぷりが、ストーリー・演出の面でも表現できていないため、荒木村重(と明智光秀)がなぜ、信長に付いていけなくなったのか、宇喜多直家がなぜ信長が転ぶ可能性を指摘したのかが弱くなってしまっているのが残念です。
 
 また、荒木村重の妻だしの介抱を受ける官兵衛のモテぶりも、驚異の身体能力と洞察力のなさと合わせ、主人公のキャラ設定に失敗した感があります。有岡城から解放された後は、一流の軍師になって帰ってきてほしいですね。 

(突っ込み)
 竹中半兵衛に匿われていた松寿丸は、竹中半兵衛の指導で三略を学びます。10歳ほどの少年が僅かな間に三略を学んだとは天才としか思えません。どんな指導だったのでしょうか。
 竹中半兵衛は病のため、京都で療養しているはずですが、熱血指導で死期を早めたのでしょうか...
 
  
 

第243話 宇喜多直家奮戦

戦え!官兵衛くん 第243話
 天正8年(1580年)春、羽柴秀吉の播磨の最終制圧から姫路改造をやっていた頃、備前(岡山県東部)・美作(岡山県北部)の宇喜多直家は、ほぼ独力で毛利と戦っていました。
 美作では毛利に通じた草刈重継が宇喜多直家に反抗し、宇喜多直家は新免宗貫等と協力して草刈氏と戦います(天正8年4月の赤田城の戦い)。

 なお、草刈重継の兄の草刈景継は、ひそかに織田信長に通じたとして、毛利一門の小早川隆景によって、粛正されています。織田・毛利のどちらに付くかは、小寺家中だけでなく、播磨・備前・美作周辺の多くの家中の中で議論になっていたようです。

 毛利軍は、1万5000もの大軍で宇喜多本国の備前にも侵攻しますが、宇喜多直家の重臣の戸川秀康、伊賀久隆達の反撃により、何とか毛利軍の撃退に成功します(天正8年3月の辛川崩れ、同年4月の虎倉城の戦い)。

 しかし、宇喜多直家の身体は病魔に蝕まれていました。大腸ガンにより、宇喜多直家は翌天正9年中の何時かはわからない時期に死去することになります。
 大河ドラマ「軍師官兵衛」では上月城攻め頃に、宇喜多直家は「仮病」を装っていたという設定になっていましたが、潜伏期間を考えると、本当に仮病だったのかどうかはわかりません。

大河ドラマ「軍師官兵衛」 第21話「松寿丸の命」 ネタバレ

 ソコソコ面白くなってきた軍師官兵衛。視聴率も少し盛り返しましたが、戦国大河最低水準から脱却できてきません。
 ノベライズでは面白かったのに、放送ではちょっと微妙といった場面も...今回もノベライズでは結構面白かったので、放送も面白いと良いですね...

 それでは、ノベライズからのネタバレから。
 織田信長は反旗を翻した荒木村重の有岡城(伊丹城)を力攻めしますが、失敗。織田信長の寵臣兼愛人の万見仙千代が戦死してしまいます(「戦え官兵衛くん。」では⇒第194話)。
 ここで、愛人の死に激怒した織田信長が、有岡城に幽閉されている黒田官兵衛が荒木村重に協力していると決めつける斜め上の展開に!
 官兵衛が裏切ったと決めつけた信長は人質にとっていた官兵衛の長男の松寿丸の首をはねよ!と秀吉に命令します。
 苦悩する秀吉の横から竹中半兵衛が、自分が松寿丸の首をはねると申し入れ、対処を任されます。
 
 半兵衛が近江から戻った後、秀吉は姫路の黒田職隆と光に松寿丸殺害の件を報告。重い空気の中、改めて黒田家の存続と織田への臣従を誓い合います。実際には織田信長が松寿丸殺害を命令したという事実は考え難い(織田方の記録にはない―おそらく黒田家サイドの創作の可能性が高い)のですが、名シーンになりそうなので突っ込みません。
 当主が謀反に同調したとして、人質の嫡男を処刑するのに、黒田家を存続させておく(しかも代わりの人質もとらずに!)という不思議な決定を、どうやって織田信長に認めさせたのか気になります。

 勝利に沸く有岡城では、荒木村重が松寿丸殺害の件を官兵衛に告げ、官兵衛を寝返りさせようとしますが、官兵衛は断固拒否します。

 天正7年正月の安土城では、恒例の正月参賀は中止となり、信長は濃姫・土田御前達と能を観賞することになります。
 相変わらず土田御前は、弟織田信行殺害の件をうだうだとほじくり返しますが、織田信行は2回も謀反を起こした(つまり,一度は織田信長は謀反を許した)のだから、信行を誅殺した信長を責めるのはお門違いもいいところです。実際、信長は一度だけ謀反を起こした織田信広は、赦免していますし、謀反人織田信行の息子の織田(津田)信澄も赦免して、重臣として重用しています。
 織田信長さんは、戦国時代の基準では、抜群に心が広い人(★1)だったんですが...

 織田信長は、万見仙千代を呼ぼうとしたところで、仙千代がいないことに気づきます。
 やっぱり、美少年好きの織田信長さんにとって、仙千代>>>濃姫だったのでしょう(#^^#)
 
 半兵衛の菩提山の領地では、松寿丸がひそかに匿われていました。これは半兵衛と秀吉の妻、おねだけの秘密でした。おねは松寿丸に官兵衛救出に黒田家臣が乗り出していること話し、松寿丸に事情を説明します。また、おねは、それとなく、松寿丸が生きていることを姫路に伝えます。

 有岡城の官兵衛は、過酷な環境の中で必死に耐え続けていました。ひそかに牢番とだしに助けられた官兵衛は、窓の外に咲いた藤の花を見て涙をこぼします。
 藤の花は、小寺「藤」兵衛政職さんの家紋ですので、小寺政職さんへの怒りが沸騰してきたのでしょうか?(★2)
 
 ★1 正確に言うと、織田信長は、心が広い人であるかのように演技をしていた。
 ★2 官兵衛が牢内で藤の花に心を癒されたので、解放後に藤巴を黒田家の家紋にしたというのも創作です。藤巴は小寺家の紋ですので...
 姫路市埋蔵文化財センターの企画展「御着城跡 黒田官兵衛起つ」のポスターでは、黒田家の紋と小寺家の紋を並べてしまっていますが、藤の花のエピソードの件を問われた場合、「あれは創作で」とか説明しているのでしょうか(^^)/
 企画展「御着城跡」の資料はこちら⇒御着城跡のポスター

 

第242話 本徳寺再建

戦え!官兵衛くん 第242話

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登場人物紹介 ~宇喜多一門~

戦え! 官兵衛くん。登場人物紹介 宇喜多一門
 いよいよ、天正9年には備前の天才謀略家、宇喜多直家が死去します。宇喜多直家が死の淵に瀕した頃から、毛利家は山陽方面での攻勢を強め、戦いの舞台は備前・備中へと移ります。

宇喜多直家 暗殺の天才。大腸ガンにより天正9年秋~冬頃?死去。

宇喜多秀家 直家の遺児。後に秀吉の養子となる。男前キャラ。

円融院  直家の未亡人。三浦貞勝の元妻。
     大河ドラマ「軍師官兵衛」では「お鮮」として笛木優子さんが演じます。
     前夫三浦貞勝が三村家親により殺された後、前夫の敵の三村家親を暗殺した(⇒第14話)宇喜多直家の妻となる。
     直家死後の宇喜多家の庇護を秀吉に頼む。

三浦桃寿丸 円融院と三浦貞勝の子。宇喜多直家の遺児の秀家と共に秀吉の保護を受ける。

宇喜多忠家 宇喜多直家の弟。宇喜多直家死後の宇喜多家をまとめ、備中攻略等に活躍する。

第241話 山名豊国追放

戦え!官兵衛くん 第241話
 天正8年8月(9月説あり)、姫路城拡張工事が急ピッチで進められていた頃、不甲斐ない鳥取城主山名豊国が、森下道誉・中村春続達、家臣に追放されてしまいます。
 姫路に逃れた(生野に逃れた等諸説あります)山名豊国は、羽柴秀吉に援助を求めます。
 登場人物の紹介はこちら⇒登場人物紹介 播磨最終決戦編 ~因幡関係者~

 羽柴秀吉の姫路の現地妻人質になっていた山名豊国の娘、あかね姫の懇願もあり、羽柴秀吉は鳥取城攻撃を決意!
 中国方面軍司令羽柴秀吉は、岐阜城(稲葉山城)と並んで、何度も何度も落城しているくせに、堅城の誉の高い鳥取城を攻略すべく、黒田官兵衛に鳥取城攻略計画の立案を命令します!

 鳥取の渇殺しで有名な第二次鳥取城の戦いの幕が、1年くらい後に切って落とされます!
 姫路改造とか、占領地の地固めとかに忙しかったんでしょうね(*^-^*)

番外編07 藤堂高虎の結婚

戦え!官兵衛くん 番外編07
 羽柴秀長の家臣、藤堂高虎は但馬平定の功績により、但馬の大屋に三千石の領地を与えられます。
 藤堂高虎は、一緒に但馬平定に当たった、但馬の栃尾祐善の紹介により、但馬に匿われていた丹後守護一色氏の姫と知り合います。
 栃尾の媒酌により、天正9年(1581年)の第二次鳥取城攻めの直前頃、但馬で藤堂高虎は一色の姫と結婚します。
 一色氏が織田信長に攻められたため、但馬に逃げてきたようにも思えますが、細かいことは気にしない(#^^#)

 地侍の息子と守護の姫君という身分違いの結婚でしたが、二人は非常の中の良い夫婦でした。結婚生活でも子が産まれませんでしたが、長年、藤堂高虎は側室を設けず、一人の妻を愛し続けることになります。
 高虎の妻が側室を設けるように勧めても拒んでいたといわれています。
 大河ドラマ「軍師官兵衛」でも似たようなエピソードがありましたが、気にしない(*^-^*)

 しかし、ふとしたことをきっかけに、藤堂高虎は、かつての恩人の長連久の娘(遊女に身を落としていたとも)を側室に迎えることになります。

 長連久は、恒屋豊続とともに織田に反旗を翻したため、没落したとも言われていますが、細かいことは気にしない(^^)/
 また、恒屋氏は但馬平定直後に抜け目なく羽柴秀吉の傘下になっていますが(⇒第238話)、細かいことは気にしない!


 大河ドラマ「軍師官兵衛」では、黒田官兵衛が生涯一人の女性を愛し続けたことが大河ドラマ化の理由の一つにされています(*´Д`)
 藤堂高虎の生涯を大河ドラマ化する際、側室を娶ったことが支障になるのでしょうか...

 なお、側室との間に実子が産まれたため、高虎の養子の藤堂高吉は不幸な生涯を送ることになりますが、他人の家の話なので、気にしない(-_-;)

第240話 斎村政広登場

戦え!官兵衛くん 第240話
 宇喜多直家の調略により、家中で織田信長に対する造反を招いたため、佐江村で謹慎を命じられていた赤松広秀(赤松政秀の遺児)が許されます(⇒第163話第167話)。
 天正8年(1580年)8月、旧領復活を願う赤松広秀の願文が残されています。赤松広秀は鵤(いかるが、太子町)の辺りに僅かな領地を与えられ、播磨平定の論功行賞で正式に龍野城主となった蜂須賀小六の配下に付けられます。

 赤松広秀は、後に、蟄居していた佐江村をもじって斎村政広と名乗り、龍野赤松家を再興させ、現在の竹田城を建造します。学問と教養を身に着けた斎村政広は、竹田小学校校歌にも歌われるほどの名君として治世を称えられますが、関ヶ原の戦いの後、亀井新十郎(上月城に潜入して尼子遺臣を説得しに行った人)の姦計にはめられたこと&宇喜多直家の娘を妻にしていたこと(★)から徳川家康に切腹を命じられることになります。 

 次回、緊急事態が勃発!官兵衛くんに新たな指令が下ります!

 ★ 宇喜多直家の娘を妻にしたのは、直家死後のことだと思われます。直家の身内を娶るのは、直家が死んでも死亡フラグ...

第239話 播磨最終決戦 Q

戦え!官兵衛くん 第239話
 別所長治の謀反(三木合戦)の最中、「灘のけんか祭り」で有名な松原八幡神社(姫路市白浜町)の氏子は、織田派と別所派に分かれて対立します。
 当時、松原八幡神社は姫路市南東部一帯の領主として、兵力も有していましたが、織田・別所のどちらにも組みしないことにしました。

 ところが、別所氏は松原八幡神社のあいまいな態度を許さず、別所軍によって焼討されてしまいます。しかも、播磨平定後、羽柴秀吉は中立の立場をとった松原八幡神社のあいまいな態度を批判し、領地を没収した上で移転させようとします。

 松原八幡神社の氏子の妻鹿地区の領主である黒田官兵衛は羽柴秀吉を説得し、領地は大幅に削減されたものの、何とか松原八幡神社を移転させないことに成功します。官兵衛の尽力により、赤松政則以来の伝統を誇る「灘のけんか祭り」は現在も続くことができました。

登場人物紹介 ~毛利関係者 その1・その2~

戦え!官兵衛くん 登場人物紹介 毛利家
戦え!官兵衛くん 登場人物紹介 毛利家その2
 中国の雄、毛利家関係の登場人物の紹介です。
 
 毛利元就 毛利を中国の雄へと飛躍させた功労者。元亀2年(1571年)に死去(⇒第57話)。

 吉川元春 毛利元就の二男の猛将。吉川家に押し込まれた養子なので長寿遺伝子を持っていない。

 小早川隆景 毛利元就の三男の智将。小早川家に押し込まれた養子。

 毛利輝元 毛利元就の長男、隆元の子で毛利家当主。吉川元春、小早川隆景の二人の叔父の補佐を受ける。

 毛利元清 毛利元就の四男で影の薄い人。穂井田氏の跡目を継ぐ。

 吉川経基 初代鬼吉川。故人。長寿遺伝子を持ち、嘉吉の乱の頃から戦国時代前半までの長きに渡り、前線で戦う超人。尼子経久の舅。応仁の乱の戦功により、播磨福井荘を与えられる。

 乃美宗勝(浦宗勝) 水軍を率いる毛利家臣。官兵衛の戦った敵の中でもベスト10に入る名将だが、英賀合戦で敗北した事から大河ドラマ「軍師官兵衛」での扱いは散々。

 吉川経家 毛利家臣、因幡鳥取城城代。石見吉川氏。小説等では、吉川元春の一族だといわれているが、吉川元春自身が養子であるうえ、吉川経家の父も石見吉川氏に養子に入ったので、吉川元春との血縁関係は、ほとんど無いと思われる。山名豊国の追放、牛尾春重の負傷などを受け、鳥取城代となる。

 清水宗治 毛利家臣、備中高松城城主。宇喜多直家の宿敵の三村氏の元家臣だが、備中兵乱の際は三村を見限り、毛利に付く。備中兵乱後、毛利に抜擢され、備中高松城を任された名将。 

第238話 姫路城拡張計画

戦え!官兵衛くん 第238話
 播磨を平定した羽柴秀吉は、当初は三木城を播磨の拠点にしようと考えていました。しかし、ちょっとKYな黒田官兵衛孝高の進言により、播磨の中心で交通に便利な姫路城を拠点とすることになりました。
 黒田官兵衛は、姫路城を羽柴秀吉に提供し、姫路城から退去します。
 天正8年(1580年)から、秀吉は小さな砦に過ぎなかった姫路城を、新たな播磨の拠点にふさわしい城へと改造していきます。

 黒田官兵衛も、姫路城改造に従事し、先進的な築城技術を現場で学んでいくことになります。現在の姫路城は後年、池田輝政が建造したものですが、上山里下段石垣(本丸、三の丸広場の北東付近の石垣)等、秀吉時代の遺構も一部に残されています。

 一方、播磨の守護所であった赤松則房の居城の置塩城等、播磨の諸城は解体され(★)、姫路城改造の資材に転用されます。姫路城の「との一門」は、置塩城の大手門を流用したものとも言われています。

 次回、黒田官兵衛は人生最大の業績を成し遂げます!

 ★ したがって、(自発的かどうかは別にして)居城を秀吉に差し出したのは、官兵衛だけではありません。官兵衛くんが、根回しをして、連名で城を差し出させるような気配りを見せていれば、さらにポイントUPだったのですが(^_^;)

第237話 佐久間信盛追放

戦え!官兵衛くん 第237話
 本願寺焼失を目の当たりにした織田信長は激怒します。織田信長は本願寺攻め担当の佐久間信盛、林秀貞(林通勝)、安藤守就(美濃三人衆の一人、竹中半兵衛の舅)等、役立たずだと決めつけた重臣を追放処分にします。
 織田信長は、本能寺の変の際に護衛を多く置かなかった人生最大の失敗に次ぐ、人生二番目の失敗をやらかしてしまいます。
 
 信長は当時の筆頭重臣であった佐久間信盛に19条からなる折檻状を突きつけますが、中には三方ヶ原の合戦(⇒第76話)で奮戦しなかったこととか、刀根坂の戦いで口答えしたこと(⇒第90話)のような、数年前の話を蒸し返してきたような理由も含まれていました。
 佐久間信盛は折檻状の記載から、過大に無能な人物と思われていますが、客観的に見る限り、ソコソコ優秀な武将であると評価できます。そもそも、信長が抜擢したのだし(^_^;)
 単純に佐久間にやる領地が勿体なかったのが理由ではないのでしょうか。磯野員昌の追放(⇒第165話★1)などは、どう見ても磯野の領地欲しさですし...

 林秀貞に至っては、20年前の織田信行(信長の弟)の謀反に関与した件が理由に挙げられており、同じく信行の謀反に関与していた柴田勝家を凍り付かせます。
 
 信長の怒りを受けた佐久間信盛父子は高野山に入りますが、信長の圧力で高野山を追い出され、熊野奥地へと逃れ、佐久間信盛は野垂れ死にのような最後を遂げます...
 
 織田信長は、林秀貞・柴田勝家・織田信広・津田信澄(織田信行の子)といった多くの謀反人達を許す等、(戦国武将の中では)寛容な人物とみられていましたが、極めて執念深く狭量な本性をさらけ出してしまいました(★2)。多くの重臣達に、佐久間・林・安藤等の二の舞になるのではないかとの恐怖を抱かせてしまいます...

 ★1 大河ドラマ「軍師官兵衛」では、織田信長の甥に家督を継がせることを拒否した磯野員昌の追放を描いていないので、小寺政職や荒木村重の恐怖感がイマイチ表現できていない感があります。
 稀代の天才参謀にも関わらず、大河ドラマではアホキャラにされてしまった官兵衛くんは「織田信長は才能が有れば認める」とか「信長と共に新しい世を作る」とか言っていますが、信長は才能の有無ではなく冷徹に利用価値・戦略的ヴィジョンから要・不要を判断しているので、発言が浮いています...
 ★2 逆に言うと、織田信長は長年にわたって自分の執念深さ・狭量さを理性でコントロールしていたということになります。その点は凄いと思います。
 ただ、家臣を粛正するのであれば天下を取った後に、直近の落ち度をついた、形式上は正当な理由でやるべきだったと思います(初期の江戸幕府のように)。
 戦国の世を生き残った播磨別所氏も、最終的には江戸幕府によって取り潰しを受けています。

大河ドラマ軍師官兵衛 第20話「囚われの軍師」  感想

 視聴率が低迷する大河ドラマ「軍師官兵衛」も20話に入りました。初期のグダグダから脱して、少しだけ面白くなってきているのですが...
 今回は感想だけ。あらすじはこちら⇒大河ドラマ軍師官兵衛 第20話「囚われの軍師」 ネタバレ

 江口信長も、それなりに見慣れたというか、信長ぽくなってきた気がします。が、江口洋介さんの良い人感がどうしても払しょくできず、信長の狂気が表現できていない感もあります。過去の信長役では、渡哲也さんの信長が最高だと思いますが、近年ではトヨエツがGOOD!だと思います(「江」の信長役ではなく、映画「秘剣鳥刺し」の狂気を感じる演技で演じてほしいです)。
 しかし、江口信長は、江口さんの本来の性格の良さがにじみ出てしまい、信長のキレっぷりを表現できていません。江口さんの演技がどうとかより、単なるミスキャストだと思います。敵でも何でもない単なる避難民でも、気に入らないというだけで皆殺しにできてしまうのが信長です。信長の狂気が表現できていないので、荒木村重の苦悩ぶりもイマイチ浮かび上がってきません。
 江口信長だと、荒木村重が降参してきたら、思わず許してしまいそうな良い人感がありますが、リアル信長は、荒木村重が降伏してきても、散々こき使った後、過去の行状を蒸し返して、追放してしまうものと思われます。

 あと、岡田官兵衛くんが三角飛びを披露していましたが、マス大山にでも習ったのでしょうか。城兵相手の大立ち回りといい、キャラ設定に失敗した感があります。官兵衛のチャンバラはヨワヨワで十分です。軍師なんだし、肉体労働は太兵衛に任せておけば良いんです!そんなことより、孫子・呉子・荀子でも何でもいいから、頭を使う場面を見せてほしいですw
 今の官兵衛だと、単なるアホとしか思えません...

 脚本・設定の失敗は、ホームドラマ要素が多すぎること(特に濃姫を登場させる意味があるのか疑問)、官兵衛が強すぎること(家臣が引き立たない)&頭が悪いこと、小寺政職が無能すぎること等、多々あります。再来年の「真田丸」では、軍師官兵衛での失敗を反面教師にして、ぜひ大河復活を目指してほしいです。

第236話 本願寺炎上

戦え!官兵衛くん 第236話
  和睦調印後も本願寺に籠り、籠城を続けていた教如達、強硬派も大坂から退去します。
 天正8年(1580年)8月2日、大坂の石山本願寺を織田軍に明け渡した後、出火。本願寺は焼失してしまいます。
  原因は本願寺側が放火装置を仕掛けていたとも、織田軍の火の不始末とも言われ、定かではありません。

  次回、信長は、またまた「やってしまいます」。

第235話 荒木村重の逃亡


 荒木村重は、有岡城落城後も花隈城で織田信長に抵抗を続けます。別所、小寺、本願寺が敗れた後も、最後まで抵抗していた事になります。
  一度は、池田氏率いる織田軍の撃退に成功しますが、結局、敗北し、毛利領を目指して逃亡します。

第234話 第一次鳥取城の戦い

戦え!官兵衛くん 第234話
 但馬(兵庫県北部)で抵抗する恒屋豊続を降伏させ、但馬を平定した秀吉軍は、6月に因幡(鳥取県東部)に侵攻します。この漫画では、恒屋豊続は秀吉の傘下となったという見解によっていますが、資料によっては、恒屋豊続は、最後まで抵抗して死んだとされているものもあります。
 いずれにせよ、旧山名四天王の恒屋氏は、同じく旧四天王の八木氏と共に織田に下り、旧主筋の山名豊国が守る鳥取城攻略に加わっています(#^^#)
 登場人物の紹介はこちらをクリック⇒登場人物紹介 播磨最終決戦編 ~但馬関係者~

 おそらく美作経由で長水城攻略部隊(官兵衛はこちらに加わっているのではないかと思います)が因幡に同時侵攻しています。
 秀吉軍(美作経由の部隊と思います)は、伯耆で毛利に反旗を翻した南条元続と連携するため、鹿野城を落城させます。第一次鳥取城の戦い(★)では、旧尼子遺臣の生き残りで大河ドラマ「軍師官兵衛」でも上月城に潜入する活躍を見せた亀井新十郎茲矩(これのり)が功績をあげています。
 同時に但馬から侵攻した部隊が山名豊国の守る鳥取城を包囲します。
 鹿野城には山名豊国の娘のあかね姫達が毛利の人質として入れられていました。人質を確保した羽柴秀吉は、人質に危害を加えると山名豊国を脅迫し、鳥取城を開城させます。
 登場人物の紹介はこちらをクリック⇒登場人物紹介 播磨最終決戦編 ~因幡関係者~

 羽柴秀吉は、人質を一人ずつ殺害していき、最後に山名豊国の娘を殺す段になったところで、山名豊国は自分の娘の命を助けるため、家臣の反対を押し切って降伏した等と書いてある資料もありますが、話が出来過ぎているので本当か疑問に思います。

 秀吉は因幡の制圧にも成功しますが、山名豊国の重臣の中村春続、森下道誉が、山名豊国の不甲斐ない態度に不満を感じたことから、事態は急変することになります。  

★ 「第一次鳥取城の戦い」と呼ばれていますが、この漫画内でも既に山中鹿介(鹿之介)達尼子遺臣によって過去2回の鳥取城攻防戦が行われているので(⇒第95話)、漫画に登場しただけで3回目の戦いになります。この後、吉川経家が城主となり、有名な「第二次鳥取城の戦い」が勃発しますが、関ヶ原の戦いでも鳥取城を巡る戦いが勃発し、亀井新十郎が参戦しています。
 亀井新十郎は旧尼子遺臣時代の鳥取城の戦いにも参加していたのであれば、5回くらい鳥取城の攻防戦を戦っていることになります。

第233話 播磨最終決戦 破

戦え!官兵衛くん 第233話
 美作(岡山県北東部)に侵攻した織田軍に対し、美作の武士の帰順が相次ぎます。勢いに乗った織田軍は、一気に因幡(鳥取県東部)・伯耆(鳥取県西部)国境まで進軍します。

 一方、恒屋正友は長水城からの脱出に成功しましたが、無職となってしまいますが、後に恒屋正友は黒田官兵衛の家臣となります。
 この後も、旧小寺家臣を初めとして、官兵衛の下へ失職した播磨の武士が集まるようになります。

第232話 宇野父子逃走

戦え!官兵衛くん 第232話
 羽柴秀吉の本隊に包囲された宇野氏の長水城では、安積将監の調略により、旧満景派が羽柴秀吉に内通してきます。この功績で、安積将監は百石、長水城から内通してきた田路五郎左衛門は五百石加増されています。
 宇野政頼、祐清父子は、天正8年(1580年)6月5日(日付は別説あり)、長水城から逃走、政頼の実子の新免宗貫が待つ美作へ逃走を図ります。
 宇野父子は西へ逃走しますが、追撃してきた織田軍に追いつかれます。
 登場人物については、こちらをクリック⇒登場人物紹介 播磨最終決戦編 その3
  
 新免宗貫は当時、宇喜多直家の傘下で織田方に属していましたので、織田軍の目の前で宇野父子を助けることはできませんでした。新免宗貫は、せめて近くまで来たことを知らせようと笛石山から笛を吹きます。この辺は、かなり地名に絡ませた創作が入っているような雰囲気です(#^^#)
 
 織田軍の荒木重堅(あらきしげかた★1)は、宇野祐清等を討ち取ることに成功します。宇野父子と一緒に長水城に籠っていた馬術の達人の恒屋正友は逃走に成功しています。
 長水城を攻め落とした秀吉の本隊は、そのままの勢いで美作に侵攻、一気に美作の大部分を制圧します。
 秀吉本隊は、但馬北東部を制圧した羽柴秀長の別働隊と協同し(★2)、電撃作戦を展開していきます!

 ★1 荒木重堅は、信長に反旗を翻した荒木村重の重臣の出身で(村重の甥とも)、村重と袂を分かち、秀吉の配下となっていました。後に木下に姓を改めます。
 ★2 おそらく羽柴秀吉は但馬の別働隊と合流して、但馬から因幡(鳥取県東部)に侵攻したと思われます。 

大河ドラマ軍師官兵衛 第20話「囚われの軍師」 ネタバレ

(以下、ネタバレがありますので注意)

 荒木村重の謀反により、反信長陣営は活気づき、備後鞆の浦の足利義昭も大喜びです。この後、御着の小寺政職さんも備後鞆の浦に流れ着き、内藤ジョアン(丹波の元領主で後の官兵衛の切支丹仲間、松永弾正の甥)等と共に将軍(注:現在も将軍位についたままです)足利義昭が主宰する鞆幕府に参画することになりますが、小寺政職さんの謀反はスルーされています。
  
 摂津の織田信長の陣では、官兵衛と人質の松寿丸の処遇が議論されますが、秀吉・半兵衛の働きかけもあり、松寿丸処刑は、とりあえず様子見のため保留になります。

 官兵衛が荒木村重の有岡城の牢内にいる間に第二次木津川沖海戦が勃発、織田軍の秘密兵器の鉄甲船により、本願寺と結んだ毛利水軍は撃退されます。
 荒木村重夫人のだしは、官兵衛に手紙を書いたことを村重に告白し、官兵衛を牢から出すことを村重に乞いますが、村重は官兵衛の解放を断ります。

 一方、御着の小寺政職は荒木村重からの手紙で官兵衛が死んだことを知らされ、少し心が疼きます。小寺政職は、黒田家の強さを恐ろしく感じますが、実際には、官兵衛幽閉中の黒田家は軍事的に特に目立った活動はやっていません。
 リアルでは、この後、小寺政職さんは御着城開城の交渉にやってきた小寺休夢叔父さんと茶を飲んだりしています(#^^#)
 
 摂津の高槻城では、織田信長に脅迫された宣教師の説得により、高山右近は城を出ますが、信長に許されます。
 荒木村重に送られた高山右近の人質は、村重の温情により助命されますが、高山右近の父、友照が代わりに有岡城に入ります。友照は、右近が寝返ったことを謝罪し、自分を人質の身代りに殺してくれと頼みますが、荒木村重は友照を助けます。
 本当に命を大事にする武将は荒木村重さんです。自分の命も含めて。

 官兵衛がいない姫路城では家中が混乱し、小寺から派遣された与力が御着に戻ります。後藤又兵衛も叔父の藤岡久兵衛の誘いで姫路を退去します。仙石権兵衛秀久の処には行かないようです。扱いが悪い又兵衛君、再来年の大河「真田丸」で頑張りましょう!
 また、仙石秀久は、淡路・四国攻略や九州征伐の例の件等で、官兵衛と深く関わってくるはずですが、仙石の登場無しということもありえそうです(-_-;)
 
 残った家臣たちは、職隆・光の下で結束します。九郎右衛門、善助、太兵衛の三人は、商人に変装して有岡城に潜入し官兵衛救出に当たることになりました。

 また、摂津では高山右近に続き、戦国史上最強の天然謀略家、中川清秀が織田信長に寝返ります。
 織田信長は「清秀、なにゆえわしにくだった?そちは村重のいとこではないのか」と中川清秀に問います。信長が古田織部重然(清秀の妹婿)や野々村三十郎正成を派遣して、帰参するように説得したということは一切触れられないみたいなので、事情を知らない視聴者は、高山右近の帰参を受けて、中川清秀が一方的に織田信長の下に押し掛けたと誤解するかもしれません...
 
 なお、大河ドラマ「軍師官兵衛」では、黒田官兵衛は羽柴秀吉とは義兄弟という設定ですので、羽柴秀吉と義兄弟の中川清秀とは三兄弟ということになります(*^-^*)。劉備が秀吉、関羽が官兵衛、張飛が清秀でしょうかw
 
 中川清秀は、官兵衛が有岡城に幽閉されていること、荒木村重が官兵衛をとりこもうとしていることを信長に伝え、騒然となります。荒木村重がとりこもうとしても、官兵衛が頑張って拒否していることを伝えないのが、生粋の戦バカ最強の天然謀略家中川清秀らしくてGOOD!です。
 次回、中川清秀の謀略?が功を奏し、官兵衛は窮地に立たされることになります。

 有岡城では、女性にもてまくりの岡田准一君黒田官兵衛は、だしの手助けで牢から脱出しようと図りますが、捕まり、土牢へと移されてしまいます。官兵衛は、相変わらず「乱世を終わらせ、新しい世をつくることができるのは信長様だけです。民は栄え、町は活気にあふれ、上様の御威光はいきわたっています!」等と頭の悪いことを叫びますが、少なくとも摂津と播磨と丹波では織田信長は多くの領民から嫌われていると思いますが(-_-;)
 なお、摂津攻略中の織田信長は、腹いせに戦を避けて避難していた一般人を皆殺しにしています。敵ならともかく、無関係な人を殺害するなんて、ちょっとやそっとでできることではありません。未だに信長の本性を理解していない官兵衛、大丈夫か?

 ノベライズ本を読む限り、期待できそうな内容ですので、低迷している視聴率も回復してほしいですね!

第231話 長水城調略

戦え!官兵衛くん 第231話
 天正4年(1576年)頃、長水城(宍粟市)の宇野氏は織田派の長男満景と毛利派の二男祐清の二派に分かれて争っていました(登場人物については、こちらをクリック⇒登場人物紹介 播磨最終決戦編 その3)。
 天正4年頃は、小寺・赤松・別所が上洛した少し後くらい(⇒第135話)になりますが、当時、播磨周辺には美作の草刈景継(後に織田に通じていたことが毛利に発覚して自刃させられる)のように、織田につくか毛利につくか悩んだ勢力もかなりあったようです。

 しかし、長男の宇野満景は暗殺され、二男の祐清が嫡男となります。
 満景の旧臣の安積将監(あづみしょうげん)は、宇野家を出て、祐清派と対立します。織田派の赤松本家、赤松則房の配下に入った安積将監は、あづみパラダイスや木下大サーカスのチケットを配り、長水城に籠る旧満景派の調略に成功します! 

 荒木師匠荒木夫人「だし」といい、また、ごく狭い層にしか、分からないネタを使ってしまいました(´Д`)

第230話 但馬攻略3回目

戦え!官兵衛くん 第230話
 英賀攻略を終えた秀吉軍は、英賀攻略を担当していた羽柴秀長の別働隊を北上させ、但馬北部に侵攻させます。永禄12年(1569年)8月(⇒第22話)、天正5年(1577年)秋(⇒第159話)に続く、3回目の但馬攻略です。
 なお、秀吉の本隊は宇野氏の長水城(宍粟市)の包囲中です。

 羽柴秀長、藤堂高虎、宮部継潤等の軍勢は、去就のはっきりしない但馬守護山名祐豊を攻め、居城の有子山城(豊岡市出石町)を包囲します(登場人物については⇒登場人物紹介 ~但馬関係者~)。

 智将山名祐豊は病により死の淵にあり、指揮をとれるような状態にありませんでした。有子山城には反信長派の但馬の武士が結集しておりましたが、天正8年(1580年)5月16日、秀長の大軍の前に降伏します。
 開城直後の5月21日、山名祐豊は死去します。
 山名祐豊の子の氏政は、従兄弟の山名豊国を頼り、因幡へと逃亡します。

 但馬北東部の占領を終えた秀長の軍勢は西へ進路を変え、但馬北部一帯の制圧に向かいます。

第229話 英賀落城②

戦え!官兵衛くん 第229話
 英賀の和睦派は、羽柴秀吉に内通し、海から秀吉軍を英賀に引き入れます。若干の戦闘の後、英賀は秀吉軍の手に落ちます。天正10年(1580年)4月26日、三木通秋等は海路、逃亡します。

 秀吉は事前の約束通り、英賀御堂(英賀本徳寺)を攻撃せず、領民の大多数が助かります。英賀を無血開城に近い状態で手に入れた秀吉は、以後、英賀の領民を従前の権益を認めた上で、姫路城下に移住させたり、寺領を与えて亀山(姫路市)に本徳寺を再建させるなど、本願寺の守護者として活動していきます。
 本願寺と親密な関係を築いた羽柴秀吉は、後に大坂から退去していた顕如を大坂天満の地に呼び戻し、本願寺を再興させるなど、(ある時期までは)本願寺の勢力を取り込み、天下統一に利用していくことになります。

大河ドラマ軍師官兵衛 第19話 「非情の罠」 あらすじ・感想

 そこそこ面白くなってきたのに、視聴率が振るわない軍師官兵衛。返す返すも序盤のつまらなさが残念です。
 さて、摂津の荒木村重は織田信長に謀反を起こします。大河ドラマ「軍師官兵衛」では、重ね重ねの失態に追い詰められた村重が、逆噴射しちゃったという筋書きのようです。まぁ、荒木村重が信長を裏切るのは、今回が2回目なんですが、そこはスルーなようです。

 中川清秀(役者さんに中川清秀の肖像画から感じられるような殺気がないのが、ちょっと残念です。役者さん自体は好演されていますので、演出に疑問を感じます。)はガンガン、荒木村重に謀反を煽ります。一方、高山右近は謀反を思い止らせようとしますが、やむなく村重に同調します。
 まぁ、1月後には中川清秀も高山右近も織田信長の下に帰参するのですが(⇒第190話、⇒第191話)。
 ところで、高山右近役の生田斗真さんは、雰囲気が時代劇にピッタリはまっていて、GOOD!です。男前ですし、低迷する時代劇の救世主となりうる役者さんではないでしょうか。
 イケメン高山右近は、だしちゃんに、和田惟長との一件を語りますが、幕府滅亡と連動しての事件ですので(⇒第80話)、軍師官兵衛では第6話の「信長の賭け」の時期になります。同時期に反信長派の小寺政職は、信長派の別所氏と対決し、初陣の母里太兵衛が大活躍しますが(印南野合戦)、軍師官兵衛ワールドでは無かったことにされています。

 一方、御着では小寺政職が荒木村重に同調して謀反を企みます。官兵衛は小寺政職を説得しに御着城に入りますが、小寺政職から、荒木村重を翻意させたら謀反を取りやめるとの言質を取り付けます。

 官兵衛は荒木村重の有岡城に入りますが、これは小寺政職の罠でした(実際にどうだかは不明)。
 単身、有岡城に入った官兵衛は、荒木村重と対面しますが、村重は官兵衛の説得に応じません。相変わらず、官兵衛クンは、織田信長は働きがあれば評価するとか、頭の悪いことをがなり立てます。
 荒木村重は小寺政職から官兵衛を殺してくれとの手紙が届いたことを官兵衛に告げます。

 官兵衛に同情した荒木村重から、謀反に手を貸せと頼まれますが、官兵衛はきっぱりと断ります。荒木村重に捕縛されようとした官兵衛は大立ち回りを演じますが、結局、捕まってしまいます。官兵衛は槍働きの武功が皆無で、聖闘士聖矢でいうと雑兵レベルなのですが、なぜか有岡城の兵は官兵衛に歯が立ちません。黄金聖闘士クラスの太兵衛や又兵衛なら一人で全滅させられるかもしれません。先が思いやられます。
 
 次回から官兵衛の有岡城での幽閉生活がはじまりますが、最近では官兵衛は軟禁状態にされた程度で、土牢に監禁されていないとする見解も有力です...
 今回も、結構面白かったのですが、視聴率は回復するのでしょうか(#^^#)

 最近、軍師官兵衛が面白くなってきたので興味が出てきたというアナタ、最初の方の話は飛ばしてみた方が良いですよ!

 荒木村重周辺の登場人物がよくわからないという方は、こちらをクリック⇒荒木村重をとりまく人々
プロフィール

kurokanproject

Author:kurokanproject
NHK大河ドラマ軍師官兵衛の主人公黒田官兵衛を紹介するマンガを描いています。
織田信長や羽柴秀吉といった歴史上の大人物、黒田官兵衛、小寺政職、赤松政秀、別所重宗といった播磨の武将達や、浦上宗景、宇喜多直家、荒木村重、松永弾正といった一癖も二癖もある連中が活躍します。

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ぜひ、第0話から読んでみてください(*^_^*)

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