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昭和な朝ドラと「まれ」

 昭和な朝ドラだと、主人公は○○業界のパイオニアだとか、女手一つで事業を成功させ大企業に成長させたとか、七難八苦に見舞われながらも運命の人と結ばれたとか、やたらドラマチックな展開が繰り広げられます。特に、女性の社会進出が色眼鏡で見られていた時代に、社会の偏見に耐えながらも事業を成功させ、日本社会を変えていく主人公の姿が定番となっていました。
 しかし、平成の朝ドラでは、主人公が影響を及ぼす範囲が減っていく作品が増えていきますw
 もちろん、カーネーションの主人公のように「和服中心の日本女性に洋装を広めよう!」とか、マッサンの主人公のように「日本で夫とともにウィスキー作りを始めよう!」といった壮大な目標を掲げた昭和テイストな作品もありますが、モデルなしの創作作品は主人公が影響を及ぼす範囲が極めて狭い作品が多いような気がします(「梅ちゃん」先生は、蒲田で地域医療に携わろうという目標がありますので、例外的に影響範囲が主人公の周囲3kmくらいはあります)。

 今放映中の「まれ」は、主人公が輪島市職員を経て、洋菓子職人になるというストーリーですが、影響範囲は主人公の周囲100mくらいしかありません。今のところ、輪島市職員として、輪島市への定住者のお手伝いをするという仕事をしているので、ある程度の影響力があるのですが、洋菓子職人になってしまえば影響範囲は10mくらいに減ってしまうかもしれません。
 昭和な朝ドラですと、主人公は「洋菓子文化が広まっていない日本で洋菓子を広めようとするパイオニア」だとか、「輪島塗の職人の家に嫁ぐも、家業は傾いてしまい、夫は病床に。幼い子を育てながら、家業を立て直し、輪島塗を復興させる」といった人物になるでしょう。
 
 このドラマ中の「まれ」の評価では、市役所職員は夢が無い人向けの職場とされていますが、輪島市の定住者を増やして人口を倍にするとか、産業振興を図って輪島塗の出荷高を倍にするとかしたら、社会的な貢献は非常に高いと思うんですがね。
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姫路城脱皮中

himejizyo.jpg
 姫路城では、修復期間中、天守閣のまわりに覆いが作られていましたが、修復工事も一息ついたため、覆いを外す工事が急ピッチで進められています。少しずつ、新しく修理された天守閣が姿をみせるようになってきました。

 黒田官兵衛の時代の姫路城は、大河ドラマ軍師官兵衛に登場するような、砦に毛が生えた程度の小さな城でした。現在の姫路城は江戸時代初期の池田輝政の時代に造られました。
 池田輝政は、姫路の町を大改造し、河川の改修を行って、現在の姫路の原型を作ると共に、多くの田畑を開墾しました。姫路の城だけではなく、姫路の町や村も黒田官兵衛の時代と大きく変わることになります。官兵衛の時代、現在の姫路市街の地域は、いくつもの河川が入り組んで流れていましたが(河間町等の地名はその名残です)、池田輝政の工事により、河川は整備され、田畑も急激に増えることになります。

 池田輝政は、小牧長久手の戦いで、父と兄が戦死したため、池田家を継ぎました。父の池田恒興や黒田官兵衛を第一世代としますと、その子供の代の第二世代となります。
 同じ第二世代の黒田長政と比較すると、池田輝政は戦闘力、身長といった点で黒田長政に大きく差をつけられていますが、こと、人間的な度量でみますと、
     池田輝政>>>>>越えられない壁>>>>>黒田長政
 となります。
 関ヶ原の合戦後、黒田官兵衛の家臣で黒田二十四騎の一人の後藤又兵衛を巡って池田輝政と黒田長政の間に確執が発生することになりますが、池田輝政の度量の広さが光る結果となります。
 この辺りの事情のせいで、姫路での人気は池田輝政の方が黒田長政より圧倒的に上ということなります。

 なお、池田輝政の特筆すべき点は、姫路城建設のために移転を余儀なくされた村々に、ある程度の損失補償をやっているということです。姫路城下の敷地とすべく移転させた村の住民に、代替地を与えて農業や商業に従事させるようにしたり、祭礼の際の利権を与えたりしています。17世紀初頭にこのような発想をしたというのはすごいと思います。

 さらにその子の第三世代になりますと、池田恒興の孫の名君池田利隆と黒田官兵衛の孫の暗君黒田忠之とは、
     比較の対象にもならない
 ということになります。
 次の池田光政となりますと、道徳の教科書に出てくるくらいの非の打ち所がない人物になります(逸話などは美化しすぎの面もあるので、少し眉に唾をつける必要があります(^^;))。
 池田家は、池田光政が幼少だったため、幕府の命令により、せっかく開発した姫路の町と姫路城を捨て、減封のうえで鳥取を経て、岡山に移転させられるのですが、池田光政の施政により、財政難に陥っていた岡山藩は立ち直ることになります。

 後に明治維新の際には、新政府方に付いた池田家の岡山藩により、佐幕派であった姫路藩の姫路城は(ほんの少しだけ)攻撃され、開城させられるという皮肉な運命をたどります。岡山藩は、討幕の中心勢力の長州藩等と違い、池田輝政ゆかりの地、姫路に何かと便宜を図ってくれ、徹底して攻撃しろという長州の要求を何やかんやと遮ってくれました。
 神戸の豪商北風家の尽力もあり、姫路の町と城も官民挙げての多額の献金によって、新政府軍に焼かれることなく無事に明治を迎えることができました。
 現在の姫路城を作ったのが池田家で、攻撃したのも池田家、守ってくれたのも池田家だったというお話です。

室津訪問 ~「軍師官兵衛」 おたつの悲劇~

muroyamazyou.jpg
 先日、室津(兵庫県たつの市)に行ってきました。
 室津は古来より港町として栄えていましたが、船舶が帆船から汽船に変わったことにより、港町としては寂れてしまいます。しかし、開発から免れたことから、昔ながらの風景が残されており、観光スポットとしてはおすすめです。
 室津の位置関係はこちらをクリック⇒ 姫路周辺勢力図

 室津城(室山城)は、「戦え!官兵衛くん。」の第3話で御紹介したように官兵衛の妹と浦上政宗の息子との婚礼の夜に、龍野の赤松政秀に襲撃され、浦上政宗父子、官兵衛の妹等が命を落とした悲劇の舞台となっています。
 第3話はこちらをクリック⇒第3話
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 今では、城跡は公園に整備されており、とても惨劇があった場所とは思えません。

 ところで、NHK大河ドラマでは、浦上家に嫁ぐのは官兵衛の妹、志織姫ではなく義理の妹で初恋の相手、「おたつ」という設定になっています。
 室津では、官兵衛の妹達を偲んで8月にひな祭りを行いますが、ひな祭りのPRチラシには「黒田官兵衛の妹、志織姫の悲劇」と書いてありました。来年からは「黒田官兵衛の初恋の人 おたつの悲劇」になるのでしょうか(^^;)
 実は、おたつは殺されていないという話も⇒官兵衛のもう一人の妹?※ネタバレ有

 室津は歴史を感じさせる景観だけではなく、もう一つのお楽しみがあります。
 カキやエビなどの水産物も人気で、冬にはカキを目当てに大勢の観光客が訪れます。私が行ったときは、殻つきのカキは、時期的にまだだったので、むき身のカキとシャコを買ってきました。
 シャコは1kg1300円でしたが、かなりの量があり、なかなか食べきれません。
 annnaiban.jpg
 観光案内坂の現在地の付近で水産物が販売されています。いよいよカキの本格的なシーズンに入りますし、おすすめです!
 戦え!官兵衛くん。のダイジェスト版はこちら。
ダイジェスト版①
ダイジェスト版②
ダイジェスト版③

青山古戦場

 官兵衛と龍野赤松氏の赤松政秀の対決(青山の戦い、青山・土器山の戦い、青山合戦等と呼ばれています)の舞台となったのが、姫路市青山です。
 最近、青山に行く機会があったので、青山古戦場跡を訪問してみました。
 場所はこちらです。→ 青山古戦場跡案内坂
 今では、すっかり住宅地になっていますので、姫路市民にも450年前に激しい戦いがあったということを知らない人も多いのかも。

青山古戦場

 大河ドラマに合わせて整備され、案内板も平成25年の5月に新しくなっていました。
 以前の案内板は、織田軍の播磨侵攻も説明してあったのですが、「黒田官兵衛が信長と戦ったと書いてあるのは間違いじゃないか」との問い合わせがあったのか、かなり簡略化されています。
 新しい案内板では、織田信長との関係が書いていないので、青山合戦が単なる国人間の抗争のように思われてしまいます(^^;)

 日本の歴史への影響力だけみると、晩年の関ヶ原の合戦前後の九州での活躍よりも、播磨時代の活躍の方が、ずっと大きかったんですよ(九州の活躍は結果的に不発に終わりましたので...)。
 快進撃を続ける上洛後の織田信長に最初に土をつけたのが、黒田官兵衛なんですよ(*^-^*)

案内看板
 
  ちなみに三日月の館様のブログに前の案内板が載せてありましたので、比較してみてください。
 青山合戦古戦場(兵庫県姫路市)

 わかりやすさを取るか、詳しく説明する方をとるか難しい選択ですね。
 戦え!官兵衛くん。本編の青山合戦(青山の戦い)はこちらをどうぞ⇒第25話

追記
 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第5話「死闘の果て」では、青山の戦いは、永禄12年の5月と6月という設定になるようです。
 姫路市に「日付が違う」といった連絡が入ったりするのでしょうか(^^;)
プロフィール

kurokanproject

Author:kurokanproject
NHK大河ドラマ軍師官兵衛の主人公黒田官兵衛を紹介するマンガを描いています。
織田信長や羽柴秀吉といった歴史上の大人物、黒田官兵衛、小寺政職、赤松政秀、別所重宗といった播磨の武将達や、浦上宗景、宇喜多直家、荒木村重、松永弾正といった一癖も二癖もある連中が活躍します。

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ぜひ、第0話から読んでみてください(*^_^*)

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